以前某テレビ局のオリンンピーク選手の特集番組で、体操の内村こうへい選手の特集が放映されていました。

その中で、競技のイメージトレーニングをしているときの内村選手と他の選手の脳波を調べ比較するという実験がありました。

他の選手がイメージトレーニングをしているとき、脳では三人称のイメージを司る部分が活発に働いていました。(つまり競技のイメージが自分とは切り離された客観的なものだったということ)

それに対して、内村選手がイメージトレーニングをしているときの脳では、一人称のイメージを司る部分が活発に働いていました。(つまり自分が競技しているイメージを持てていたということ)

番組ではここに内村選手と他の選手の差があるのではないかと分析していました。

内村選手は「頭の中でイメージができれば実際に競技の中で行うことは可能だ」と言ってました。

アレクサンダーテクニークと一緒だな~と合点するところがありました。

アレクサンダーテクニークの学校では、(学校にもよります)解剖学を勉強する授業があるのですが、それは本来のカラダの構造に沿った自然な動きを方を学ぶのに活かす為です。

でも解剖学を知っているからといって、その人が楽で効率的な動き方をしているかといえばそういう分けではありません。

それは、その知識が客観的な知識だからです。

解剖の知識を動きに活かす為には、その知識を主観的なものにする必要があります。

一つ実験してみましょう。

片側の目の周りの眼窩(眼球の収まるくぼみ)を人差し指で丁寧にゆっくり縁どっていきましょう。まるで芋虫が眼窩の周りをゆっくりはうように、少しずつ丁寧に。
少し圧しながら行ってみましょう。

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wikipediaより

終わったらどんな感じがするか、目の見え方など左右差を比べて見てください。

そして鏡をみてみましょう。

目の大きさや印象が違って見えるのではないかと思います。

これは一つの例ですが、こんなふうに解剖と実際のカラダの認識を一致させていくことが、本来のカラダの構造に沿った楽で自然な動きにつながってきます。