失敗

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。

趣味でピアノを演奏されている生徒さんが、演奏中間違える度に顔をかしげ体を固めていました。

私「間違えたとき、どんなことを考えていますか?」

生徒さん「やっちゃった。また同じところで間違えてしまった。と思ってます。」

私「そう思ったときに、どんなことが起こりますか?」

生徒さん「体が固くなり、次のフレーズへの切り替えがやりづらいです。」

私「そうすることは演奏の役に立っていますか?」

生徒さん「いえ、全く役に立っていません。むしろ邪魔になっています。」

私「では、どうしたら良いと思いますか?」

という感じでレッスンが進んでいきました。

この場合、明らかに「演奏中に間違える」ということへの捉え方が、望み通りの演奏することを邪魔していました。

私自身もそうですが、私たちの多くは間違える、ミスすることを恐れます。

なぜでしょうか?

脳科学者の苫米地英人博士によると、私たちの脳は、進化の過程でそもそもマイナスの出来事を記憶していくように作られているそうです。

それは、嫌な出来事を記憶することがなければ、また同じことを繰り返してしまい、いつも生命の危険を伴うようなリスクをさらし続けてしまうことになるからです。

なので、間違えること、失敗することを避けようとすることは、人間の本能的な行動だと言えるのかもしれません。

ただし、間違えたり失敗することを、ダメなことだと否定するのか、あるいは生きて行くために必要な貴重な体験だと捉えるのかは、考え方、出来事に対する捉え方の問題です。

どのように捉えるかは、私たちが受けてきた教育によるところが大きいのではないかと思います。

間違えることを良しとしない教育の中で育てば、当然そのように捉えるようになりますからね。

そこで今回は、間違えることに対する捉え方・考え方を見直す為の2つの提案をしたいと思います。

1つめは、仮に「ミスしても良いんだ」と思ってやってみる!という提案です。

とは言ってもなかなかそうは思えないですよね。

そこで「ミスしても良い」と思える理由を最低3つ以上考えてみてほしいんです。

例えば、演奏する人だったら

①ミスしても死ぬわけではない。

②どんなに素晴らしい演奏家でもミスはする

③人間だもの(笑)

どんな理由でもOKです^^

ミスがないにこしたことはありませんが、ミスがあったからといって、それが素晴らしい演奏ではなかったということはではないし、聴衆が感動しないということもありません。

ではどうして、ミスすることを悪いことだと思っているんだろう?と一度自分の考えと向き合ってみましょう。

2つ目の提案は、「そもそも成功も失敗も存在しない」と考えることです。

「思っていることが、体の状態や動きにあらわれる」

これは私のレッスンでお伝えしている体の使い方の原理の一つです。

身体はいつも私たちが思っていることを正確に実行してくれています。

望んでいる通りにできたり(成功)、できなかったり(失敗)するのは、全て私たちが何を思ったかによります。

だから何かをする時に成功するか失敗するかと考えるよりも、「こんなふうに考えたら、こうなるんだ。」と、実験するつもりでやってみる。

行為そのものに注目していれば、少なくともそれを行なっている時は、成功や失敗にとらわれることはなくなります。

今回は、間違えること失敗することに対する認識を見直してみようというお話でした。

最後に今回の内容をよく言い表しているさんまさんの名言を紹介します^^

「人生に成功も失敗もない。その人の行動っていうだけだから」
                         明石家さんま



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