声が生まれるところへ──響き合う身体と心
こんにちは、体の使い方コーチ・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
人前で話す時は考えながら話をしてしまい、声に力が入らない。
言っていることと、本当に思っていることにズレがあるようで、しっくりこない。
伝わった感じもせず、いつもモヤモヤが残る。
これはこれまで僕自身が抱えていた声や話すことについての悩みです。
物心がついた時からずーとずーとこの違和感を抱えて生きてきました。
同じように、こんな声の悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
・自分の声が好きになれない。
・言いたいことが出てこない、つい我慢してしまう。
・発表の場になると緊張して声が出ずらくなる。
一見バラバラに見えるこれらの悩み、
実は共通する「ある原因」が根底にあります。
それは、
体と思考(意識)が一致していないこと。
自分が本当はどうしたいのか、どんな気持ちでいるのかが曖昧のまま、頭だけで考えて言葉を出そうとする。
その結果、考えと身体がつながらず迷いながら声を発してしまうのです。
このような課題を解決するために、有効なアプローチとしては、次のようなものがあります。
・自分の価値観や「どうしたいか」を深く考え腑に落とす。
・今の感情をしっかり体で感じ、感情と身体の一致感を育てる。
これらはどちらもで、思考、感情、身体の調和を高める間接的な方法。
結果として、声に深みや力が生まれます。
ただし、声の変化がすぐに表れるかどうかは人それぞれです。
僕が探求しているのは、より直接的に、声と身体を共振共鳴させて一致感を深める方法です。
思いや言葉を腹に落とし、体全体で感じて、そこから声として表現する。
そのプロセスを通じて、自分本来の声が立ち上がってくるのです。
今回のワークショップでは、そんな体験を一緒に探求します。
第4回「体と声と表現のレッスン」WS 開催のお知らせ
7月19日(土)@京都烏丸スタジオにて
第4回『体と声と表現のレッスン』を開催します!
このワークショップでは、
体と声をひらき、人や世界とつながり、自分を“ありのまま”に表現できるようになることを目的としています。
本来、自然な状態の自分で人とつながり、自由に表現することは、誰もが持つ力のはず。
けれど今、多くの人がそれを「難しいこと」のように感じてしまっているのではないでしょうか。
このWSでは、
-
体をゆるめる
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声をひらく
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さまざまな表現ワークを通して、自分の内側にある可能性を開いていく
そんなプロセスを、参加者と共に丁寧に探求していきます。
今回は特に、
「声と一つになる」
「声の中に入っていく」
「声から次の声が生まれる」
そんな感覚を大切にしていきます。
ご興味ある方、ぜひご一緒しましょう!
ご参加いただいた方の声(一部ご紹介)
笛奏者 K/Tさん
講座で学んだ声の出し方で、笛だけでなく歌にも響きが出て驚きました。特に高音が柔らかく出せたのが印象的です。今後も意識していきたいです。
主婦 M/Mさん
ハートを感じて周囲を見たら、視界がぱっと開けました。庭の緑も鮮やかに感じられ、日常の中での気づきが深まりました。
主婦 M/Kさん
心と身体がつながっていることを実感しました。どんな日常も、新鮮な気持ちで向き合いたいです。
ピアノ講師 S/Fさん
自然の中で行われたアットホームなWSで心身ともにリラックスできました。足の裏の感覚が今でもしっかり残っています。
看護師 M/Nさん
幼いころから歌が苦手で口パクでしたが、勇気を出して参加。安心感のある空間で声を出し、人とつながれたことが大きな収穫でした。
会社員・合唱 G/Wさん
体を自然体に戻すことで、緊張がほぐれ、体幹が安定し、声も出やすくなりました。
開催概要
📅 日時:7月19日(土)13:30〜16:30
📍 場所:京都烏丸スタジオ
👥 定員:6名
💰 参加費:5,000円