自分の理想の表現をしたいvsこの作品はどう表現されたいのか?

こんにちは、身体研究家アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。

今回は「自分の理想の表現をしたいvsこの作品はどう表現されたいのか?」というテーマでお伝えします。

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理想の表現をするために

僕のレッスンには多くの音楽家が参加こられますが、彼らの共通の望みは「自分の思い通りに音楽を演奏したい」というものです。

理想通りに演奏したい、理想の音を出したいという望みは、演奏する人なら誰しも抱いているでしょう。

では、「理想通りに演奏する」とは具体的にどういうことでしょうか。

例えば、演奏する曲のイメージ、ストーリー、情景などを明確に持ち、その通りに弾こうとする。

理想の音を頭に描き、その通りに音を出そうとする。

といったことが言われています。

でも、そうした理想を追い求めるあまり、身体が緊張して動きが固くなることがあります。

理想のイメージが強く持ちすぎると理想の音が出なかった、思うような表現が出来なかった時は余計に固くなるのです。

イメージは頭で作るものです。

イメージを強く持ち過ぎると頭が働き過ぎ、余計な思考が体を固くしてしまうのです。

 

音楽を感じて演奏する

では考えすぎて体が固くなることを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

ここで、「この音楽はどのように表現されたいのか」を想像してみることが役に立ちます。

自分がどう演奏したいかではなく、音楽そのものがどのように表現されたいのかを感じ取るのです。

このように思うことで、音楽を受け取り、感じることができるようになります。

僕の言葉で言うと、考えて弾くのではなく「感じて弾く」ということです。

自分の想いだけで演奏するのではなく、音楽そのものを感じ取り、感じたものを動きにして表現するのです。

実際、多くの演奏者が本当に望んでいるのは、この「感じて演奏する」ということではないかと思います。

 

理想の音楽表現を追求する

演奏者のゴールは、音楽を最良の形で表現し、それを自分自身も楽しみ、その楽しみや喜びを聴衆とも共有することだと思います。

「自分の理想通りに演奏すること」と、「音楽がどのように表現されたいのかを感じて演奏すること」は表現は違いますが、目指しているゴールは同じです。

後者のアプローチで演奏することで、余分な考えや力みが生じにくくなり、音楽を自然に感じて演奏することができると言う提案です。

 

まとめ

音楽を演奏する方々には、ぜひ「音楽がどのように表現されたいのか」を感じながら演奏していただきたいと思います。

この視点を取り入れることで、新しい感覚で演奏できるようになるでしょう。

私自身も、自分のレッスンにおいてこのアプローチを大切にしています。

生徒の方々が持っている本当の望みを引き出し、それを最大限に表現できるようにすることが、私の役割だと思っています。

ついつい自分が良いと思っている内容を伝えたいという想いが先走ってしまうことがありますが、生徒の望みを尊重し、受け取る姿勢を持つことが大切だと感じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました

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