アレクサンダーテクニークはセールスの役に立つ?

こんにちは、土橋です。

みなさんお正月はどう過ごされましたか?

僕は、お正月は毎年大阪の実家に帰って過ごします。

今年は、サラリーマン時代に一緒に同居していた友人のI君と会ってきました。

久しぶりに再会したI君が言ったことに僕はびっくりしました。

「当時教えてもらったアレクサンダーが今の営業の仕事にすごく役立っているんですよ!」

この言葉を聞いて僕はびっくりすると同時にすごく嬉しかったです。

あの時(4、5年前)伝えたことを今も実践してくれてたなんて。しかも仕事に活かせてもらっているなんて。と

僕はこの仕事をする前まで、京都北部の綾部のメーカーで勤めていました。

その時にI君は綾部に大工修行をしに来ていて、当時僕の住んでいた家の離れを間借りして一緒に生活していたんです。

大工の仕事はやっぱり、力仕事も多いので、I君は、よく体がしんどくなったり痛めていたりしていました。

当時まだ、僕はアレクサンダーの勉強中だったのですが、練習も兼ねてI君によくレッスンしていたんです。

I君はその時に教えたことを、覚えていてくれて今までずっと実践していてくれたんですね。

実は、I君は大工修行に来ていたのですが、結局半年ほどで挫折して転職したんです。

当時、I君は本当に必死に大工修行を頑張っていました。

仕事が終わってからも夜な夜な、ノミやかんなを研いだりして寝る間を惜しんで頑張っていました。

でもどうしてもできない。自分にはこの仕事は向いていないんだと悟りI君は転職を選びました。

「僕が、大工修行を必死で頑張ってたのにどうしてもできなくて苦しんでいた時にアレクサンダーが役にたったんです。」

「アレクサンダーで学んだことを意識することで、苦しんでいる自分を俯瞰的に見ることができたんです。」

「そして大工の仕事が自分には向いていない、自分の仕事ではないと腹の底から納得できたんです。」

アレクサンダーを意識することで、自分だけの世界から抜け出し、一歩引いた視点で物事を見ることができる。

I君はそういうふうにレッスンを受けとってくれていたんですね。

そしてそれが営業で、お客さんと会話するときにも役に立っているとのことでした。

当時大工修行をしていたI君ですが、半年修行した後、自分には向いていないと諦め、その後営業の仕事に転職しました。

そして、営業マン350人いる会社で、なんとわずか勤務半年で売上3位まで登りつめたそうです!

もちろん、元々人と話すのが得意なI君だからこそ達成できたことですが、そのことにアレクサンダーテクニークも役に立ったようです。

I君「アレクサンダーのレッスンを受けてから、お客さんと話す前に、毎回頭のことを意識するようにしているんですよ。

そうすると、ふっと視野が広くなってお客さんとの会話に一生懸命になりすぎず、自分もお客さんも含めた空間を俯瞰的に見ることができて、お客さんが何を求めているのか手に取るように分かるようになったんです。

僕「すごいー!(笑)」

と、スーパー営業マンになったI君ですが、ここで注目してもらいたいのは、アレクサンダーを教えた僕自身は営業の達人なわけではなく、人の心が手に取るようにわけでもありません。

むしろ正直言って鈍い方だし(笑)、営業も全然できないと思います。

でも彼はそれができるようになりました。

つまりこれは、僕がI君に何か営業の秘伝のようなものを与えたわけではなく、レッスンを受けたことでI君が元々持っていたコミュニーケーションの才能を彼が自分の力で開花させたんです。

このレッスンは、教師である僕があなたに何かを与えるレッスンではありません。

そうではなく、本来の心身の使い方を知ることで、あなた自身が元々持っている能力を最大限発揮できるようになるレッスンです。

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