声の状態を知ることは、自分の状態を知るバロメーターになる

こんにちは、土橋です。

前回の記事から続きます。
声はあなたの存在自体が表れたもの

ジャズボーカリスト東さんとの出会いは、東さんが僕の主催する身体の使い方指導者養成コースに参加して下さったことでした。

このことは、僕に大きな自信を与えてくれました。

というのは、東さんが歌っている姿を初めて見た時に、その声の美しさ、身体の全体性、流れるような表現の自然さ、とどれをとっても素晴らしく、「この人は本物だ!」と驚嘆したからです。

東さんは、僕のyoutubeやブログなども見て下さっていて、ご自身のパフォーマンス発揮の仕方の考え方と共通する部分が多いことに気づかれ、

ご自身で確立されてきた発声や身体の使い方の理論的な体系を学びたいという目的で養成コースに参加してくださいました。

僕の伝えていた身体のパフォーマンスを発揮する方法と東さんが実践されていた発声やパフォーマンス発揮法がよく似ていたということ、これは僕にとって、驚くべきことでした。

なぜなら僕はアレクサンダーテクニークという既に存在していた理論をベースに身体の使い方、パフォーマンスの発揮の仕方を学んできました。完全にマニュアル化されていたものではありませんが一応の見本がありました。

一方で東さんはご自身の身体の状態や動きの観察を元にパフォーマンスの発揮の仕方を東さん自身で見つけてこられていたからです。

本当に卓越した自己観察力をお持ちだと思います。

また、東さんは以前はとても内向的な性格だったそうです。

そして歌うということを通して、自分自身を表現するということを探究されてきたそうです。

僕の場合は、自分の内向きな性格が身体の使い方の探求を通して、外に開かれてきました。

歩んできた道は違いますが、恐縮ながらこういった点も東さんと共通する部分があると感じています。

そして、このように身体を通して、声を通して、自分自身を世界に開いていけるようになるということは、誰にとっても役立つ事ではないかと思うのです。

声とは呼吸であり、呼吸とは身体全体の状態が表れたものです。

身体の状態や意識、感情、思っていること全てが声に表れます。

声の状態を知ることは、自分の状態を知るバロメーターになり、

あなた本来の楽で自然な声を見つけることは、人生の新たな可能性を開いてくれます。

歌う方だけでなく、声を出す全ての人に声の持つ可能性を知ってもらいたい。

明日は、楽で自然な声を見つける為に何が必要なのかについてお伝えします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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