こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。
今回は、アレクサンダーテクニークのレッスンで一番大切な「頭と脊椎の関係」についてです。
頭は脊椎のてっぺんでいつも繊細にバランスしています。
でも、私たちは知らず知らずのうちに日常生活の多くの場面で首を固くし、頭の自由な動きを制限しています。
例えば、今こうしてパソコンをみているとき、あなたの首は楽で自由ですか?
もしあなたがパソコンの画面の文字を読む事だけに熱中していれば、必ず首は固くなり頭の動きは制限されているかもしらません。
ではどうすれば頭が楽で自由に動きながらパソコンの画面をみることができるでしょうか?
まずは、見ることに自分を含めるということです。
パソコンの画面を見ている自分にも意識を向けるんです。
パソコンの画面からくる刺激は強烈です。ついつい自分のことを忘れてパソコンの画面だけに意識が集中してしまいがちです。
そのことに気がつくことができたら、少し自分のことにも意識を向けてみましょう。
いったいパソコンの画面を見ている自分はどういうカラダの使い方をしているんだろう?
首を固くしていませんか?
頭を少し前に突き出していませんか?
そのことに気づくだけでも少し首に変化が起こりませんか?
さらに続けます。
どうすれば頭が脊椎のてっぺんで楽にバランスしながらパソコンの画面を見ることができるか?
それには、脊椎のてっぺんと頭のマッピングが役に立ちます。
さて脊椎のてっぺんとはどこにあるでしょう?
答えは、だいたい耳と耳の間、鼻の奥のあたりです。
思っているより意外と上の方にあったのではないでしょうか?
あるいは、意外と前の方にあると思った方もいるかもしれません。
ここが脊椎のてっぺんと頭の底が出会う関節です。(専門用語でAO関節、トップジョイントといったりします。)
で大切なのは、このトップジョイントより上にある頭が自由に動くことができるということです。
ご自分で触ってみて下さい。
頭の両横、頭の上、頭の後ろ、頭全体を認識する。やさしく丁寧に触れてみてください。
どうでしょう?頭の大きさ、頭の高さを実感できたでしょうか?
ここまでで自分のカラダにどんな変化がおこったでしょう?
そしてその状態でパソコンの画面をみてみるとどうなるでしょう?
では頭が脊椎のてっぺんで自由に動くことができるようにはどうすればよいか?
そのためには、頭が自由に動くことができることを意図するんです。
私たちは、何か動作をするとき(特に苦手なことやプレッシャーのかかることをするときは)知らず知らずのうちに首を固くして頭が自由に動ける事を制限しています。
これをやめるには、頭が脊椎のてっぺんで自由に動くことができると意識的に思うことが大切です。
パソコンの画面を見るときに、頭が脊椎のてっぺんで自由に動く事ができる、そうすることでパソコンの画面をみることができると考えてみましょう。
このときもし、首を固くしていれば、自分の頭が自由に動くことを制限していることに気づくでしょう。
このことに気づくことが大切です。
気づくことができればそれをやめることが出来る可能性が生まれます。
無意識にやっていればいつまでもたってもそれをやめることはできません。
アレクサンダーテクニークの先生は、この気づきと変化のお手伝いをするのが得意です。
是非一度体験してみて下さい。
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