こんにちは、土橋です。
今回は妊婦さんにレッスンした時に、妊婦さんに知っておいてもらえると良いなと思ったことをシェアしたいと思います。
生徒さんは妊娠6ヶ月くらいの妊婦さんで、エコー写真で赤ちゃんが逆さ(頭が上)になって写っていたそうです。
妊娠6ヶ月くらいだと、赤ちゃんもまだちっちゃくてお腹の中で動き回っているそうなので、そんなに気にすることはないのですが、どうして赤ちゃんが逆さになるのかなということを考えてみました。
逆子になるのは、赤ちゃんの居心地が悪いから
赤ちゃんが逆さになるのは、単純にお腹の中の赤ちゃんの居心地が悪いから、居心地の良いポジションを探して動き回った結果だと思います。
じゃあどういうお腹が赤ちゃんにとって、居心地が悪いかというと、お腹に余分な圧迫が加わっている時です。
背骨を丸めてみぞおちの辺りを固くしていたり、腹筋や内臓を固くし続けていると、当然赤ちゃんにも圧迫が加わり居心地も悪くなるでしょう。
では、お腹に余分な圧迫をかけず、赤ちゃんにとって居心地の良いお腹になるためにはどうすれば良いのでしょうか?
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1、お腹がどうやったら楽か意識する
一番大切なのは、お腹に意識を置くことです。
現代生活では、スマホやパソコンで頭に意識が行きがちです。
脳みそを下腹に降ろしてくるようなつもりになって、お腹に意識を置くことを心がけましょう。
これは、妊婦していない人に「お腹に意識をおきましょう」なんて言っても、そんなんできるかいと普通はなるわけですが、妊娠している人にとっては、そんなに難しいことではないはずです。
だって、お腹に命があるんですからね。
お腹に意識をおいて、どうしたらお腹が快適か、赤ちゃんが心地良く居られるかを思いましょう。
お腹に意識を置いて赤ちゃんが居心地が良いかなと考えることは、お腹の赤ちゃんと対話するということにつながります。
考えると言っても、頭で考えるわけではなくて、お腹で考える。
妊娠中は、自分の体と対話し、体の要求に耳を傾ける良い機会になります。
赤ちゃんにとって居心地の良いお腹にする為の具体的な体の使い方を2つのポイントにまとめてみました。
[br num=”1″] 2、股関節を使う私たちの背骨は自由に丸めたり、反ったり、ねじったりする動きができるようなデザインになっています。
でもいつも背骨を丸めて鳩尾の辺りを縮めるような姿勢でいると、お腹に圧迫がかかり続けることになりお腹の赤ちゃんにも良くないです。
背骨を丸めたり、そったりすることで、立ったり座ったり、かがんだりすることもできますが、股関節を使えば、お腹や背中を縮めることなく、楽に立つ、座る、かがむといった日常動作が動きができます。
「股関節を使う」是非意識してみてください。
[br num=”1″] 3、支えの中心が背骨の前側だということを思い出す。お腹の大きくなってきた妊婦さんの姿勢で良く見かけるのが、お腹が前に出てくるのと釣り合いをとるかのように、後ろに反り気味になってくることです。
このような姿勢になると何が起こるかというと、背中側に重心が移り、背中・腰に負担がかかります。
また股関節が伸展しすぎる(伸びすぎる)ことで、股関節周りが固くなり動きも悪くなります。
ここで意識してしたいのは、支えの中心は背中側ではないということです。
参考:アレクサンダーテクニークを学んでいる人が陥りやすい落とし穴
支えの中心は背骨の前側です。
背骨の後ろ(背中側)にある棘突起と比べて太くて丈夫そうですよね。
お腹とのバランスをとるのにこの背骨の前側(椎体)を意識しましょう。
そうすることで自然と重心は体の真ん中にきて、バランスが取りやすくなります。
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妊婦さんとお腹の赤ちゃんとが、快適に過ごすためのポイントをまとめると、
①お腹に意識を置き、お腹を快適に保つ。
②立つ座るなどの日常動作で股関節を使うことを意識する。
③背骨の前側を意識してお腹とバランスをとる。
より詳しく知りたい方は、是非レッスンへお越しください。
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