こんにちは、体の使い方コーチ・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
今回は、フォーカルジストニアの症状をお持ちだったピアノ講師の生徒様から頂いたご感想を紹介します。
2019年にフォーカルジストニアを発症され、2024年にレッスンにこられた時には既に様々なリハビリに取り組まれ、かなり回復されている状態でした。
ただ演奏時に指に違和感があり、わずかに指に不随意な動きが見られ、本番での演奏では指がコントロール出来なくなるという状態でした。
現在では、症状は回復され、さらに求められる演奏表現に向かってさらに上達され続けられています。
生徒さんからのご感想で、
「今の感覚を得るために、自分は一旦フォーカルジストニア罹患という体験をさせられたのかな、とも思えるようになりました。」
このようなコメントがありました。
この言葉に僕は深く感動しました。
ピアノ講師・ピアニストの方がフォーカルジストニアを発症され、ほぼ演奏できなくなるというのは本当に絶望的な状況だと思います。
その状況を受け入れ、根本的に変化することを選び、乗り越えられた。
そのことに心から敬服します。
ピアノ講師 N・K様
レッスン受講のきっかけ
2019年にフォーカルジストニアに罹患し、ピアノ演奏がほぼ出来なくなりました。
さまざまなリハビリや治療を試しながら罹患5年が過ぎ、回復を加速させるための手立てを探していました。
回復のためには
①身体のケア
②メンタルケア
③奏法の根本的な見直し
この3つが不可欠だと思っています。
この3つは別々のようでいて実際には不可分なのですが、主に①について身体の感じ方や使い方など、もう一度深く学び直して回復に役立てたいと思ったのがきっかけです。
罹患直後から既にSNSで土橋先生のことは存じており、2024年春に正式にお願いすることになりました。
レッスンに受けてどんな変化がありましたか?(身体面・心理面)
ボディマッピングはもちろん、色々な体操やワークに取り組むことで身体全体の繋がりや意識の持ち方など毎回色々な気づきがありました。
先生から言われることをただ愚直に取り組んでいるだけですが、レッスン中に何度か「これだ!」という感覚に思わず涙しそうな時もありました。
先生は「世界と繋がって何かに導かれるようにパフォーマンスできるようになる」とよくおっしゃっていますが、まさにこれ!?と思う感覚もありました。
その他レッスンで印象に残ったこと、面白かったことはどんなことですか?
先生の立甲が凄いです(笑)。
アレクサンダーテクニーク教師としてだけでなく、武術、身体の治療法、心理学など、多岐に渡って研究なさっていらっしゃるのでさまざまな見方や沢山のアプローチをお持ちで、毎回のレッスンが楽しいです。
このレッスンはどんな方にお勧めですか?
パフォーマンスをする全ての方、何か違和感のある方、突破口が欲しい方へお勧めします。
過去に受けたピアノレッスンのなかで、実感を伴ってなかなか理解できなかったことも「あの時の先生の教えはこういうことだったのかも知れない」と最近少しずつ分かってきたのも嬉しいです。
今の感覚を得るために、自分は一旦フォーカルジストニア罹患という体験をさせられたのかな、とも思えるようになりました
【レッスン・講座情報】
●京都レッスン
火曜〜土曜 11時〜20時
●東京レッスン
毎月第4金曜・土曜に開催
●オンラインレッスン
火曜〜土曜 11時〜20時
https://alex-kyoto.com/onlinelesson/
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