腰痛を治したければ治そうと思わないこと

こんにちは、土橋です。

今、「人生を変える幸せの腰痛学校」(伊藤かよこ著)という本を読んでいます。

腰痛改善の過程が物語で書かれていてとても読みやすく面白いです。

この本で書かれている考え方は、認知行動療法という治療法をベースになっているそうなのですが、僕が普段レッスンでお伝えしている考え方と非常に近いなと思いました。

特に目に留まったのが、

「腰痛を治したければ治そうと思わないこと」

以前のブログで同じようなタイトルで書いたことがありました。
腰が痛いなら腰を忘れろ

この記事で書いた内容の要点は、腰に痛みがあるなら、腰のことばっかり考えていても良くならないですよ。腰以外の体の他の部分にも意識を向けましょう。体全体に意識を向けましょう。ということでした。

この本では、ざっくりどう言っているかというと、腰の痛みを改善したいなら、腰のことではなく、安心、リラックス、ワクワク、感謝といった「いい気分」になることを考えましょう。ということが書かれています。

その理由をざっくり言うと、人間は脳で痛みを感じている。腰痛のことばっかり考えていると、脳が繰り返しその痛みを認識し続けることになり、よけいに腰の痛みが増す可能性が高いと。

つまり腰以外のことを考えましょうという点では全く同じです。

そしてこれまた共通しているなと思ったことは、「腰痛が治ったら何がしたいか?」と質問するところ。

僕のレッスンでも、痛みを改善したいと言ってこられる生徒さんには、必ずこの質問をします。

というのは、痛みを良くしたい、治したいという望みは、望みとして非常に弱いものだからです。

アスリートが怪我をして、厳しいリハビリを乗り越えられるのも、その先にまた以前のようにプレーをしたいという強い望みがあるからです。

ただ痛みを治したいというだけでは、そんな厳しいリハビリには耐えることは難しいでしょう。

僕のレッスンには、演奏家をはじめとするパフォーマーの方が多くこられます。

はじめの目的は演奏時の体の痛みを治したいという方が多いです。

ですが、レッスンを続けていく中で、どんなふうに演奏したいか?そのための体の使い方を学んでもらうことで、自然に体の痛みは改善していきます。

体の痛みがある人は、痛みを治したいという望みの先に、どんな望みがあるのかを是非考えて見てください!

まとめ

・痛みを改善するには、痛みについて考えることをやめること。

・痛みが治ったら何がしたいか?目的を明確にして、そのためにどのように体を使うか?ということを考えること。

<京都レッスン>
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