2日前のお昼ご飯、思い出せますか?
こんにちは、体の使い方コーチの土橋です。
今日は、「2日前のお昼ご飯、思い出せますか?」というテーマでお話しします。
先日、「自分と出会う」「人と出会う」「世界と出会う」といったテーマについてお話ししましたが、少し分かりづらかったかもしれません。
そこで、今日は別の視点から「今を生きる」ことについてお話しします。
ある画家の話:証言さんとブンジュ村
私が最近読み返している本に、証言(しょうげん)さんという画家が書いた『今日誰のために生きる』というものがあります。この本には、アフリカの「ブンジュ村」での体験が綴られています。
証言さんは、ブンジュ村の人々が描いた絵に心を動かされ、その村に移住しました。そして、その村で学んだのは「本来の生き方」。村長がシャーマンで、彼は「縄文人の生き方」を夢やお告げを通じて学び、それを村の暮らしに取り入れているそうです。不思議な話ですが、すごく興味深いですよね。
2日前の昼ご飯、答えられますか?
ある日、証言さんがブンジュ村で「2日前のお昼ご飯、何を食べたか覚えてる?」と聞かれました。でも彼は答えられなかったそうです。すると村の人にこう言われました。
「それは、食べるという行為が『作業』になっているからだよ。食事が作業になると、生活そのものが作業になってしまう。それは気をつけた方がいい」
これを聞いて、私自身もハッとしました。忙しい日常の中で、食事がただの「作業」になってしまうこと、ありませんか?テレビを見ながら、スマホを触りながら、あるいは考え事をしながら食べている。そんな時、私たちは食べ物の味や質感、喉を通る感覚を見過ごしているのかもしれません。
食べること=今を生きること
ブンジュ村の人々は、生活の一瞬一瞬を丁寧に味わっています。本の中にはこんな言葉が出てきます。
「目の前にあるものには、赤ちゃんを抱っこするように触れる。目の前にいる人には、抱きしめるように接する。」
これこそが、今を生きること。私たちも、食事や生活の一つひとつを丁寧に感じ取ることで、より豊かな人生を送れるのではないでしょうか?
簡単な実践:コップを抱っこするように持つ
ここで、体の使い方の観点から簡単な実践を提案します。
- コップに飲み物を入れて用意します(水やお茶でOK)。
- コップを持つ時、赤ちゃんを抱っこするように、優しく手を添えます。握りしめるのではなく、コップの形に手を沿わせるようにして持ちます。
- ゆっくりと飲み、喉を通る感覚や味わいに意識を向けてみてください。
この方法を試すと、きっと普段と違った感覚が味わえると思います。それは、目の前のものと「出会う」という感覚に近いのではないでしょうか。
最後に
証言さんの本には、こうしたエピソードがたくさん詰まっています。『今日誰のために生きる』、ぜひ読んでみてください。また別の話も、機会があればシェアしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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