誰しも試験や、発表会、オーディションなどの大切な本番では「結果を出したい。ミスなくやり切りたい。」と思うものです。
今回は、本番で結果を出したい!と思った時に、どのような思考を辿れば緊張に呑まれずに望むパフォーマンスを発揮できるのか?についてお伝えします。
例えば、楽器を演奏する人が本番で正確に演奏したいという望みを持っていたとき、その人がどんな思考をすれば望む結果を得やすくなるでしょうか?
①絶対ミスしないようにしっかり演奏しよう。(でもミスせず演奏できるか不安だ。)
②ミスなく演奏できるかどうかはやってみないと分からない。でも可能な限り正確に演奏できるように、必要な技術や体の動きを意識して演奏しよう。
見た感じなんとなく②の方が良い結果が得られそうですよね。
①は思考というよりは、ただ不安な気持ちに思っているだけで不安に対する具体的な対策がありません。
不安な気持ちをなんとか精神論で乗り越えようとする。でも対策がないから結局また不安になるという同じところをぐるぐる回る思考パターンになります。
考えているのではなく悩んでいるという状態です。
②は、正確に演奏したいという望みに対して、実現するために必要な具体的な手段を考えられています。
あとはやるだけという状態になり、本番でも自分のパフォーマンスに集中できるようになります。
①と②の違いは単にその人がプラス思考かマイナス思考か?という話ではありません。
大切な本番を前にすれば多かれ少なかれ、ミスはしたくない、失敗したらどうしようといった不安を感じるものです。
不安や心配な気持ちになるのは、誰もが一緒。
もし不安を感じたら、不安な気持ちがあることを認めましょう。
不安なんだ。心配なんだなと。
その上で、①か②のどちらの思考をするかは、自分自身の選択です。
不安に流されるか?現実を見た上で、具体的な対処法を考えるか?です。
結果がどうなるかは分かりませんが、②の思考の方が上手くいく可能性は高まります。
不安や心配が起こった時に、②の思考を選択する為に役立つことがあります。
それは、
「本当はどうなったら良いか?」
この言葉を自分自身に問いかけることです。
質問することで意識が自ずとそちらに向かい、建設的な思考プロセスが始まります。
本番を前に不安に呑まれそうになったら、是非この言葉を問いかけてみてください。
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