先生に言われた構えや姿勢が上手く出来ない。どうしたら良いの?

こんにちは、土橋です。

生徒さんから頂いた相談です。

「先生から指示された通りの構えで演奏しようとすると、肩や手首が痛くなるんです。」

このような悩みを持たれる方は多いです。

この生徒さんは、バイオリン奏者の方で、新しい先生から、左腕の肘の角度を上げなさいと言われ、そのことを忠実に実行しようとされていました。

その結果起こっていたことは、左腕特に肩関節のあたりが固くなって、結果弓が弦に当たる圧力や角度が不安定になっていました。

ここで、生徒さんにお伝えしたことは、腕の動きだけに意識を向けず体全体のバランスの中で、どのように左腕を使えば良いかを考える。ということでした。

レッスンでは、まず楽器の先生から指示された構えや姿勢をどうすれば、固めずに楽にできるかということを見ていきます。

体の構造や使い方を学びながら、その指示された姿勢や構えが楽に自然にできるやり方を学んで頂きます。

そしてレッスンが進んでいき、楽に自由に演奏できるようになってくると、構えや姿勢の形はだんだん気にならなくなってきます。

構えや姿勢というのは、目的を達成するために必要なことをした結果、自然とそうなるものです。

体の大きさは、人によって様々です。

ですので、正しいとされる構え方や姿勢をしても、誰もが上手くいくわけではありません。

必要なことは、目的をはっきりさせること、そしてその為に必要な体の動きを明確にすることです。

体の声に耳を傾けながら、体本来の構造に沿って楽に自然に演奏できれば自ずと構えや姿勢は決まります。
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インナーゲームとは、心と体の連係を考察しながら、自分自身の内側を引き出すための発想法。「集中力」にスポットを当て、分かり易く画期的な方法でメカニズムを説明する。

テニスコーチの方が書かれた本ですが、自分自身の能力を信じ、引き出す方法が分かりやすく書かれています。

良書なので、是非一度読んでみてください。

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アレクサンダーテクニーク京都 
講師 土橋健一
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