演奏するとき、どうしても力が入ってしまう。
先生に力を抜きなさいと言われるけど、具体的にどうやって力を抜けば良いのか分からない。
そもそもどうして力んでしまうんだろう?
まずは力んでしまう原因が知りたい。
今回はこんな疑問にお答えします。
目次
理由1、どこをどのように脱力するのかが明確になっていない
理由2、実感を求めているから
1、どこをどのように脱力するのかが明確になっていない
身体は思ったことをその通りに実行しようとします。
そしてその思ったことが具体的で明確であればあるほど身体はそれを容易に実行することができます。
ですが、
「よし脱力しよう」
これでは指示があいまい過ぎるので、身体はどのように脱力すれば良いのか分かりません。
そもそも「脱力とは何か?」ということですが、
脱力といっても全身全ての力を抜くわけではありません。
もし、全ての力を抜いてしまったすると立ったり座ったり、呼吸することすら出来ないので生きていられなくなりますからね。
なのでここでは、「余計な力を抜くこと」と定義します。
余計な力を抜く為には、どの部分がどのように緊張しているのか自覚できている必要があります。
意図的にギュッと握った手の力を抜くことは簡単ですが、
無自覚に緊張させている部分の力を抜くことは、そもそも緊張自体に気づいていないので出来ません。
この無自覚な緊張に気づくためには、自分の身体を観察をすることが必要です。
自己観察の力が向上すればすればするほど余計な緊張をやめていくことが出来るようになります。
2、実感を求めているから
・実感、感覚は後からやってくるもの・実感を求めることをやめて、目的に至る手順を明確にする
実感、感覚は後からやってくるもの
上手く演奏できた時、あなたはまたこの感じを再現したい、ずっと維持していたいと思ったことはありませんか?
実はこれは不可能なことなのです。
というのは、そもそも全く同じ感覚が起こるということがないからです。
感覚は、その時の体調や精神状態、部屋の温度や湿度といった周りの状況などの全ての結果として起きるものだからです。
また、感覚の起こる仕組みは、脳が指示を出して体が動く(筋感覚)、景色を見る(視覚)、音を聞く(聴覚)というように、体で感じたり五感を通して情報を受け取ることで自動的に発生するものです。
感覚とは、直接自分でこの感覚を起こそうとして起きるものではなく、本来は受動的なものなのです。
なので、この上手くいった感覚や実感を求めて、直接その感覚を再現しようとすると、力み、余計な緊張が生まれやすくなります。
本来不可能なことをやろうとするからです。
ではどうしたら、余計な緊張をすることなく(脱力して)本来の力を発揮できるのでしょう?
実感を求めることをやめて、目的(望み)に至る手順を明確にする
それは、あなたが望む結果を実現する為のプラン(手順)を明確にして、実際に実行することです。
そうすると、結果的になんらかの感覚や結果が表れます。
この結果は理想の感覚や結果とは違うかもしれません。
ですが少なくとも感覚を求めることによって起こる余計な緊張は起こりません。
もし理想の結果と違ったのなら、どうして理想の結果と違ったかを分析して、もう一度プランを立て直し実行するば良いだけです。
レッスンでは、このプロセスをシンプルに繰り返していくので、回り道をすることなく最短で上達していくことができます。
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まとめ
脱力するためには、
1、自分の身体を観察して、どこをどのように緊張させているか認識できる必要がある。
2、実感を求めることをやめて、目的(望み)に至る手順を明確にしてシンプルに実行することを意識する。
より詳しく知りたいという方は是非1度体験レッスンにお越しください!
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