腕を上げると肩に痛みが走る、そもそも腕自体が上がらない。
そんな状態が1年以上も続いている。
程度の差はあれ、そのような症状が出ている状態を四十肩、五十肩と呼びます。
整形外科や整骨院に通って、色々な治療を受けたがなかなか思うように改善しない。
この記事ではそのように悩んでおられる方に体の使い方の視点から四十肩・五十肩の原因と改善法をお伝えします。
目次
1、四十肩・五十肩の誤った体の使い方による原因
2、四十肩・五十肩を正しい体(腕)の使い方によって改善させる方法
3、四十肩・五十肩を改善させる簡単エクササイズ
1、四十肩・五十肩の誤った体の使い方による原因
一括りに四十肩・五十肩といってもその原因はまちまちで、実際には一つの原因に特定することはできません。
ですが、誤った体の使い方特に腕の使い方が原因で、肩や腕に負担がかかり、肩が固くなり腕を上げたり後ろに引いたりする動作がしずらくなることがあります。
その原因とは、どこから腕を動かすかの認識が誤っていることです。
あなたは腕の付け根がどこから始まるかご存知ですか?
腕の付け根の位置を指で差してみてください。
多くの方が肩口のあたりを指差したのではないでしょうか?
実はその認識は間違っているんです。
2、四十肩・五十肩を正しい体(腕)の使い方によって改善させる方法
腕の本来の付け根は、鎖骨の付け根です。
片方の腕で、もう片方の鎖骨の付け根に触れてください。
その状態でもう片方の腕を上に上げたり、横に伸ばしたりしてみてください。
鎖骨の付け根が動くのが分かるでしょうか?
その鎖骨の付け根の部分が
本来の付け根になります。
しかし私たちは多くの場合、肩口の辺りを腕の付け根であるかのように思い、肩を動かないものとして腕を動かしています。
そうすると、当然肩周辺が固くなり腕を上げたり伸ばしたりという動作がやりにくくなるんです。
腕の付け根(胸鎖関節)
肩口の辺りを腕の付け根と思い込んでいる原因
どうして、私たちは肩口の辺りを腕の付け根だと思い込んでいるのでしょうか
その原因の一つは、小さい頃に遊んでいたお人形さんの影響があるのではないかと思います。
リカちゃん人形って、胴体があって、いきなり肩から腕がついていますよね。
こういう幼少期の記憶って無意識に私たちの体のイメージに刷り込まれている可能性が高いです。
自分の体のイメージってこのリカちゃん人形みたいなイメージになっていませんか?
実はこのイメージは間違いだらけなんです。
もっと知りたいという方は是非他の記事も読んでみてください。
3、四十肩・五十肩改善エクササイズ
最後に四十肩・五十肩の方にオススメのエクササイズを紹介します。
・やり方
前屈をして上半身・腕の重さを脱力する。
注意点:頭のてっぺんから順番に背骨が丸くなっていくイメージで行う。
前屈したとき、鎖骨の付け根から腕全体をぶら下げるようにイメージして少し上下左右に腕全体をブラブラ動かしてみる。
起き上がってくるときは、尾てい骨から順番に背骨を積み上げるように起き上がってくる。
参考動画
まとめ
四十肩・五十肩改善法
・腕を動かす時に鎖骨の付け根から動かすことを意識する。
・四十肩・五十肩改善エクササイズを1日1回行う。
レッスンを受講される方の中にも四十肩・五十肩だという方がおられます。
既に長年症状が出ている方でも、原因が体の使い方にある場合は(ほとんどの場合あてはまる)こういった内容を丁寧に実践していくことで1、2回のレッスンで劇的に改善されることが多いです。
なかなか文章だけでは実感できないという方は是非一度レッスンで体感してみてください。
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