痛みの犯人探しをしても良いことがない理由

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。

今回は、問題の原因が分かったからといって必ずしもその問題が解決するわけではないというお話しを紹介します。

動画はこちら

「鏡の法則」の著者 野口嘉則さんの記事【悪者探しからの解放。不登校と家族療法】を読んで、とても納得するところがありました。

以下抜粋です。
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「Aという問題を生み出した原因はBだ」といった「ものの見方」を直線的因果論といいますが、僕たちは、この直線的因果論で、ものごとの原因を特定したくなる傾向があります。

しかし、人間関係や家族関係ではその「ものの見方」が問題をこじらせ、悪循環を生んでいるケースも多いのです。

一方で、家族療法(心理療法の一つ)では、原因探しや悪者探しをせず、

今も続いている悪循環のパターンに気づき、

「どのような状態になりたいのか」

「そのために、どこから変化を起こしていくか」

「どのように循環のパターンを変えていくか」

に取り組んでいきます。
 
そして、今も続いている悪循環のどこかに、小さな変化を起こします。

そして、その小さな変化が、やがて全体に影響を与えていきます。

詳しくご覧になりたい方ははこちら
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体の問題もこの家族療法の考え方とすごく共通する部分があります。

体に痛みがあるときや、何かの動作をしたときに思うように動けないというときに、私たちは何か問題が起こっていると思うわけですが、仮にその問題の原因が分かったからといって問題が解決するかというとそうでない場合も多いです。

例えば、腰痛の人が病院に行って、検査をして背骨が歪んでるとか神経を圧迫しているのが分かったとします。

そして原因に基づいて、治療やリハビリをしてもちろん良くなる場合もありますが、なかなか良くならないケースもあります。

それはなぜかというと、身体の問題はその人の生活に関わる全てのこと(食事、仕事のストレス、姿勢・体の使い方など)が影響しているからです。

では問題が起こった時どうすれば良いか?

それは、「今自分が何をしているのか」そのパターンにまず気づくことです。

問題の犯人探しをするのではなく、ただ今はそういう状態になっている、自分が何をしているかをしているという現状に気づくことが大切です。

例えば姿勢に関して言うと、後ろに重心がかかっていて少し腰を反っているなとか、呼吸が浅いなとか、どこの筋肉が張っているなとか、そういったことです。

これは原因探しをするのとどこが違うのでしょうか?

それは評価判断をしないということです。

私たちは習慣として、ついつい物事に対して良い悪いと評価しがちです。

でも身体のことに関して評価判断をすると、身体はその状態で固定化するんです。

私の体はこういう姿勢なんだ、こんな体なんだとレッテルをはるんです。

でもそうではありません。

今の体に起きていることは、これまで考えたり、やったことの結果一時的に起こっていることです。

体は本来変化し続けるものです。

評価判断するのを一旦お休みして、ただ体の今の状態を観察する。

そうすると自然に変化が起こっていきます。

その上で、自分がどうなりたいのかを明確にする。

体が思い通りに動くようになってあなたは何がしたいのか?

そして、そのためにどのように動く必要があるのか?

レッスンではこの過程をあなたと一緒に取り組んでいきます。

身体の痛みや思い通りに動けないという時は、まず評価判断するということをやめて

今身体はどうなっているのか、ただ現状を観察するということを行ってみてください。

アレクサンダーテクニーク京都・大阪
講師 土橋健一
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