こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
大勢の人の前で話すときや、大事な場面で緊張してしまい、普段の自分の力を発揮できない。
こんな悩みを抱えている人は多いでしょう。実は私自身も小学生の頃からあがり症に悩み、現在も改善のために日々取り組んでいます。
では、どうすれば本番であがらずに自分の力を発揮できるのでしょうか。
一般的によく言われるのは、「たくさん練習すること」です。これは確かに重要なことですが、それだけでは解決しないこともあります。
そこで、練習以外の方法として、本番の環境と練習時の違いを理解することが大切です。
練習と本番の違いを知る
例えば、楽器の演奏を考えてみましょう。
練習時は一人で演奏しますが、本番では多くの聴衆がいます。さらに、演奏する空間も大きく異なり、音の響き方も変わります。
つまり、練習時の感覚のまま本番に臨むのは難しいのです。本番では、自分だけでなく「空間全体と聴衆」を意識することが重要になります。
意識を広げる
本番では、意識を広げることを意識してみましょう。
例えば、
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会場の天井の高さを確認する
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会場全体を見回す
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足がしっかり床についていることを意識する
こうすることで、「今ここにいる」という感覚が生まれ、緊張が和らぎます。
あがり症を克服するための2つのステップ
ステップ①
まず、自分があがっていることを観察しましょう。無理に抑え込もうとせず、ただ「今、自分はあがっている」と認識するだけでOKです。
ステップ②
次に、体全体が自由に動けることを思い出します。これはアレクサンダーテクニークの考え方を活用できます。
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足が床についていることを意識する
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足首、膝、股関節を動かせることを確認する
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頭や背骨、腕など体全体が自由に動けることを感じる
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手や足の指を軽く動かし、周囲を見回す
こうすることで、体の緊張がほぐれ、パフォーマンスを発揮しやすくなります。
あがり症を克服するためには、まずは自分の状態を観察し、意識を広げることから始めてみましょう。これを続けることで、きっと変化を感じられるはずです!
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