あがり症を解消するためのヒント

こんにちは、土橋です。

大勢の人の前で話したり、本番になると緊張してしまい普段どおりの力を発揮出来ない。

このようなあがり症で悩んでいる人は多いです。

私自身も小学生の頃からあがり症で、今も少しずつ改善に取り組んでいる最中です。

では本番であがらない為にはどうすれば良いのでしょうか?

一般的によく言われることは、例えば「本番で緊張しないようたくさん練習する」といったようなことです。

もちろんこれは必要なことだし、練習を重ねることで自信が得られます。

でもどんなに練習を重ねても、やっぱり本番になると上手くいかないという方もおられると思います。

では練習すること以外にこのあがり症を解決する方法はあるのでしょうか?

解決の糸口は、普段の練習と本番で起こっていることの違いを理解することにあります。

では普段練習しているときと本番では何が違うのでしょうか?

楽器を演奏する人を例として考えてみます。

まず練習しているときは、自分一人だけで演奏しています。

一方本番では自分以外に大勢の聴衆がいます。また演奏空間の大きさが違います。

練習しているときの空間は部屋の大きさですが、本番ではホールなど部屋の数倍も大きな空間で演奏することになります。

部屋とホールでは音の響き方も全然違うでしょう。

このように部屋で一人で演奏しているときと、大きな会場で聴衆を前にして演奏しているときでは状況が全く違います。

だからそもそも部屋で一人で練習しているときと同じように、本番で演奏しようとすること自体に無理があるのです。

ではどうすればよいか?

それは、そのときの自分の置かれている状況を認識することです。

本番で演奏するときは、自分と聴衆も含めた会場全体に意識を拡げる必要があるんです。

意識を拡げるといっても、何も難しいことをするわけではなくて、

例えば、会場の天井の高さがどれくらいあるかなーとか、会場全体をざっと見回したり、足が床についていることを思い出すだけです。

会場全体に意識を拡げることで、「今ここにいる」という感覚を得やすくなります。

その場、状況に自分がフィットすることができるんです。

人は意識を自由に拡げたり、縮めたりすることができます。

でも1日中、部屋の中で仕事して、大きな建物に囲まれた空間で生活している私たちの意識は小さくなりがちです。

でも大丈夫。ただ空間全体に意識を拡げようと思うだけで意識は拡がります。

だって意識するだけで良いですから(笑)

あがり症改善の第一歩として、自分のいる空間全体にその場にいる人も含めつつ意識を拡げるということを意識してください。

必ず変化が起こるはずです。

次に僕自身の経験からあがっているときに、カラダがどのような状態になりやすいか書いてみます。

ずばりあがっているときは、気や意識が上に上がっていて、地に足がついていないフワフワした状態になるのです。

まさに字のまま、気が上がっている状態です。

では、本番でそのような状態になったときにどうすれば良いか?

ステップ①
意識が上にあがっていて、地に足がついていない状態をただ観察する。

自分があがっている状態にただ気づくだけで良いです。この時点では、そのあがっている状態を肯定も否定せず、変化させようともしないで下さい。

ただ観察するだけで結果として、これをするだけで半分くらいはあがりは解消されると思います。

ステップ②
カラダ全体が動けることを思い出す。(自分にアレクサンダーテクニークを使う。)

足が床についていて、足首、膝、股関節を曲げることができ、頭、背骨、肋骨、骨盤、腕、カラダ全体がいつでも自由に動けることを思い出します。

実際に足の指や、手の指を動かして見たり、頭を動かして周りの景色や人を見ると良いでしょう。

そうすることで、いつでもカラダ全体でパフォーマンスを発揮する準備ができます。

あがっているときこそ、まずはあがっているカラダの状態(緊張など)に気づくことから始めてみて下さい^^

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