こんにちは、毎日が発見!発健一です!
このブログでは、本来の力を発揮するための効果的な体と心の使い方をお伝えしています^^
今回は「概念やメソッドに自分を当てはめるな!」というテーマでお伝えします。
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地図は現場とは違う
一昔前のドラマで「事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起こっているんだ」というセリフがありました。
刑事ドラマで、本部の会議室から、現場の刑事に指示がくるのだけれども、その指示内容が現場の実態に合わず、現場の刑事が本部の人に本音を言った場面です。
同じように、偉い学者さんが立派な経済理論を説明してるんだけど、ビジネスの現場では使えない机上の空論になってしまっているなんてこともあります。
身体の使い方を学ぶ場では、こんなことが言われます。
「地図は現場ではない」
ここでいう地図とは、私たちは誰もが身体をありのままに認識しているわけではなくて、ほぼ無意識に身体を認識し、どのように使うかの地図を脳の中に持っているということです。
そして私たちはほぼ無意識にその脳内の身体地図に沿って動いています。
現場とはありのままの身体そのものです。
例えば、よくお伝えする例ですが、腕の付け根は本来骨格的には鎖骨の付け根から始まっています。
ですが多くの人の腕の付け根の認識は肩の辺りから始まっていると思います。
あるいは肩甲骨が腕の付け根だと思っている人もいるかも知れません。
つまり人によって地図は異なっています。
ここでの例では、鎖骨の付け根が腕の付け根であるという認識が解剖学的には一番本来の身体に合致しています。
それでも地図は地図に過ぎず、現場ではありません。
鎖骨の付け根から腕を使えていると思っている人でも、関節の場所の認識がわずかでもずれていたら上手く使えていないということもあります。
地図はより現場の力を引き出せるよう日々更新し続けていくものなのです。
お伝えしたいことは、地図はあくまで参考程度に活用しましょうということです。
このようにお伝えするのには理由があります。
体の感覚を養う
僕はアレクサンダーテクニーク教師になる為に4年間1600時間も身体について学びました。
またそれ以前からも武術や整体などを学び身体について学び続けてきました。
それでも、学校を卒業してから10年経った今まで沢山自分の身体の使い方に誤解があったことを発見しました。
そして今でも日々より良い身体の使い方を発見し続けています。
なぜ発見し続けられるかというと、身体の声を聞いているからです。
つまり地図は参考にはしますが、常に現場の声をより重視しているということです。
ボディマッピングとは、身体の地図作りという意味です。
教える人によってボディマッピングの使い方、解釈は少し違うと思いますが、
僕は、ボディマッピングは正しい地図に自分の身体を当てはめていくものではなく、身体の声を聞きながら日々更新し続けていくものだと考えています。
大切なのは身体感覚を養うこと
何かを学ぶ過程では、概念や体系化されたメソッドは参考になります。
しかし、それらに自分を無理に当てはめようとすると、必ずしも自分にとって良い結果になるとは限りません。
現場である身体がが主人であり、メソッドはあくまで地図として参考にしたいものです。
世間では「このメソッドをやれば必ずこうなる」といったものが流行りますが、本当にそんなものが存在するのでしょうか?
人それぞれ体の特徴は異なり、絶対に効くメソッドなど存在しないのです。
大切なのは、自分の体の感覚を磨き、感受性を養うことです。
現場である身体の声を聞き取れる感覚を養っていくことが最終的には自分を活かす最善の方法だと僕は思います。
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