上達が早い人と遅い人の特徴

こんにちは、土橋です。

アレクサンダーテクニークのレッスンをしていて、生徒さんの中で上達が早い人と遅い人は、やはりいます。

では、上達が早い人と遅い人の違いは何かというと、

「自分が出来たこと、変化したことを素直に認めるか認めないか」

ということです。

レッスンを受けると、動きがスムーズになったり、痛みが楽になったりということが起こります。

少なくとも、なんらかの変化が確実に起こります。

この時、変化したことを受け取る人もいます。

一方で、変化したことには注意がいかず、変化しなかったことや、すぐに次の問題に意識を向ける人もいます。

「ここは変わったけど、腕のこの部分が固くなります。」

「ちょっと楽になったけど、この部分にまだ少し違和感が残ってます。」

このけどが曲者です!

一つの問題が解決して、新たな問題に意識が向くのは、それだけ向上心があるということなので、もちろん必要なことだし決して悪いことではありません。

ですがここでお伝えしたいことは、

次の問題に行く前に、まず変化したことをまず認めよう。

ということです。

私たちは人間は、出来ていないこと、上手くいっていないところ、ダメなところに意識が向きやすい傾向があるようです。

でも、少し冷静に考えてみると、

「出来ていないところもあれば、出来ているところもある」

「ダメなところもあれば、上手く行っているところもある」

「変化していないところもあれば、変化したところもある」

というのが本当です。

このような私達自身の傾向を知った上で、出来たこと、変化したことがあれば、まずはそれを素直に認める、受け入れることが大切です。

キャシー・マデンというアメリカのアレクサンダーテクニーク教師が以前言っていたことを思い出します。

「変化したことをお祝いしましょう♪」

当時この言葉を聞いた時は、「お祝いなんて大げさだなあw」と思ったものですが、今はわかります。

それぐらい、私たちは、自分が出来たことや変化したことをつい軽く扱ってしまうという傾向があるということです。

だから、お祝いぐらいしてあげないとすぐ忘れちゃうんですね。

「変化したことを認める」

是非、意識してみてください^^


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