フォーカル(局所性)ジストニア改善に必要なことは新たな脳神経回路が繋がること

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。

先日、テレビ番組「カズレーザーと学ぶ」では「現代人の脳」がテーマでした。その中でフォーカル(局所性)ジストニアについて特集されていました。

フォーカル(局所性)ジストニアというのは、身体が意思とは関係なしに無意識に筋肉がこわばってしまう不随意運動の一種です。細かい動作を繰り返すことが多い音楽家の人によく見られる症状です。
https://tver.jp/episodes/ep5fpwujf539:00〜51:00

番組では、ジストニアは脳の病気だとして、脳に電極をあて、異常な動きが出る脳の部分を熱凝固(固める)させるという治療法が紹介されていました。

この手術で救われている方もいらっしゃるのは事実だと思いますが、手術した後のリスクを考慮する必要があると思います。
 
ジストニアの症状が出る動きは良くなっても、他の動きで問題が出てしまうかも知れません。
 

手術を受けたアーチェリーの選手がインタビューに答えていましたが、動きは改善したがプロレベルで戦える状態ではなかったと答えていました。

その後のリハビリで回復される方もいれば、プロレベルでの復帰を諦める方もいるそうです。

番組では演奏などでジストニアの症状が出る状態で脳に電極を当てると普通に演奏で指が動くようになるというインパクトのある映像が流れていました。

この映像を見て、この手術に救いを求める方もおられるかも知れません。

でも、やはりその手術をしている時にその動きにおいて改善しているのであって、手術後どうなるかは分からないというリスクがあります。

実際に手術をされている先生も手術を受けられた方も、手術を選択するかどうかはリスクも踏まえよく考えて判断してほしいとおっしゃっていました。

ただこの映像から分かることは、脳神経回路が変われば確かにジストニアの動きは改善されるということです。

僕自身もシンプルに、脳神経回路が変われば、ジストニアの動きは改善されると考えています。

ジストニアはある脳神経回路を過度に使い過ぎていて、一見正常ではない動きが出てしまっている症状だと考えられます。

なので、その過度に使っている脳神経回路を休ませて、新たな神経回路を使うようにすればジストニアの症状は出なくなると考えています。

その為に必要なのは動きの再学習(リハビリ)です。

アレクサンダーテクニークは非常に有効な動きの再学習(リハビリ)の手段です。

まさに過度に使っている脳神経回路を休め、新たな神経回路を繋いでいくレッスンだからです。

僕はこれまで何人もフォーカルジストニアと診断された方にレッスンをしてきて、症状が回復していかれるのを見てきました。

負担のない動きを学習されば症状が改善されるのは間違いありませんが、フォーカルジストニアの症状が回復していく中で、大きなハードルになるのが変化していくことへの心理的負担です。

人は顕在意識では変化したいと思っても、同時に(無意識下では)変化したくないと思っている生き物です。誰しも変化することへの不安や恐れがあるものです。

新たな脳神経回路を繋ぎ、動きが変化するのは喜ばしいことでもありますが、根本的な変化の為には心理面で自分自身に向き合う必要があります。

このような理由から、フォーカルジストニアの根本改善の為には心理的なサポートも必要だと考え、ご自身もフォーカルジストニアで長年悩まれてこられ現在は8割方回復されたカウンセラーの結星蓉子さんと一緒にフォーカルジストニアの改善セッションを行っています。

フォーカルジストニアでお悩みの方やもしかしたら自分もその傾向があるかも知れないという方は、一度ご相談ください。

そしてお近くにフォーカルジストニアにお悩みの方いらっしゃったら是非ご紹介いただけたらありがたいです。

遠回りをすることなく、最短で改善していけるようお力になりたいと心から思っています。

フォーカルジストニア改善セッションについて詳しくはこちら

https://body-use.com/dystonia/

●フォーカルジストニア無料ライン相談

こちらはミュージシャンズジストニア、フォーカルジストニアにお悩みの方専用の無料ライン相談室です。フォーカルジストニアでお悩みの方でご質問やご相談がある方は気軽にメッセージしてください。

https://djq30f6d.autosns.app/line

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