【演奏者必見】難しいフレーズもリラックスして弾ける秘訣(2)アレクサンダーテクニーク京都・東京・オンライン
こんにちは、体の使い方コーチ・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です
今回は、「難しいフレーズでもリラックスして弾ける秘訣②」<視野を広く保つ>
というテーマでお伝えします。
「速いフレーズで指が回らない」
「この曲は自分には難しすぎる…」
「弾き終わると腕がパンパンになる」
演奏者なら誰もが経験するこんな悩み、実は体の使い方と意識を少し変えるだけで、驚くほど楽に演奏できるようになります。
この記事では、どんな難しいフレーズでもリラックスして弾けるようになるための、具体的な方法をご紹介します。
◆ なぜ演奏中に体が固くなるのか?
難しいフレーズに直面したとき、指や体が硬直してしまう主な原因は以下の通りです。
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過度な集中: 「間違えられない」と楽譜や手元の一点に集中しすぎることで、視野が狭くなる。
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心理的なプレッシャー: 「これは難しい」という思い込みが、無意識に体を緊張させる。
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呼吸の乱れ: 集中するあまり、呼吸が浅くなったり、止まったりする。
これらの原因が重なることで、体は本来のしなやかさを失ってしまうのです。
◆ リラックスして演奏するための3つの秘訣
体の緊張を解きほぐし、リラックスして演奏するためには、次の3つのポイントが重要です。
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体の中心でバランスを取る
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視野を広げ、空間全体を意識する
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楽な呼吸を続ける
今回は、この中でも特に効果を実感しやすい「2.視野を広げ、空間全体を意識する」について、詳しく解説します。
◆ 秘訣の核心:「2.視野を広げ、空間全体を意識する」とは?
演奏中、私たちはつい楽譜や手元の一点だけに意識を集中させてしまいがちです。
でも、実はその「過度な集中」こそが、体を固くする原因なんです。
リラックスの鍵は、意識を「部分」だけでなく「空間全体」にも広げることにあります。
◆ 視野を広げると、なぜリラックスできるのか?
空間全体を認識できるようになると、自然と体の中心でバランスが取れるようになります。
これは、秘訣の1つ目「体の中心でバランスを取る」ことと関係していて、前後左右上下の空間全体を認識に含めることで、はじめて自分の真ん中を捉えることができるようになり、心と体の両方が安定した状態になります。
「難しいフレーズに集中したいのに、意識を広げて大丈夫?」と思うかもしれません。
でも、実際には見ている部分だけでなく同時に広い意識を持っている方が、余計な力が抜けて体はスムーズに動くんです。
◆【簡単エクササイズ】意識の違いを体感しよう!
具体的な方法
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横の空間を意識する :正面を見ながら、左右の「周辺視野」を使い、部屋の壁や家具などをなんとなく視界に含めます。(人間の周辺視野は左右合わせて175度以上あります)
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後ろの空間を意識する 目では見えませんが、自分の背中側にある空間も「そこにある」と認識します。
このように、前後左右後ろと空間すべてを意識に含めることで、一点集中による体のこわばりから解放されます。
この動画が参考になります。
「全集中の呼吸とは?」
次のようにご自身の楽器でも是非試してみてください。
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一点集中で弾く: まず、弾いている手元や楽譜の一点だけを「ぎゅっ」と見つめて、意識を集中させて演奏する。
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意識を広げて弾く: 次に、同じフレーズを、見ている部分は意識しつつも、意識を「ふわーっ」と左右や後ろの空間全体も含めながら演奏します。
いかがでしょうか?
後者の方が、体全体がリラックスし、楽に動ける感覚があったはずです。
難しいと感じるフレーズにこそ、この「意識を広げる」アプローチが有効です。
ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。
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さて次回は、難しいフレーズでもリラックスして演奏できる秘訣③、「楽に呼吸をし続ける」についてお伝えします。お楽しみに^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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