「やり方」ではなく、「あり方」を学ぶレッスン〜アレクサンダーテクニークと他のレッスンの違い〜

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。

今回はアレクサンダーテクニークのレッスンと他のレッスンの特徴の違いについてお伝えします。

他のレッスンというのは、例えば歌や楽器、ダンス、スポーツ、ヨガなどのような何かの技術を習得する必要があるようなレッスン全てを指しています。

最近ハマっているカリスマホストのローランドさんの言葉に

「俺か俺以外か。」

という名言(迷言?)があります。

と同じように(笑)アレクサンダーテクニークのレッスンとそれ以外のレッスンにも大きな違いがあります。

それは、一般的なレッスンがそれをする為に技術を習得することを学ぶ

「やり方を学ぶレッスン」

であるのに対し、

アレクサンダーテクニークのレッスンは、その技術を学ぶ土台となる存在の質を学ぶ、

「あり方を学ぶレッスン」

であるという違いです。

どういうことかお話しします。

何かを学ぶ時、同じ時期に始め、同じ内容で学んでも、同じペースで上達するわけではありません。

すごいスピードでどんどん上手くなる人もいれば、同じところをぐるぐる回ってなかなか上達しない人もいます。

この違いが何か?

一般的には、

「センスがある」

「才能がある」

かどうか、ということで片付けられてしまうのではないでしょうか?

そしてこのセンスは生まれつきのもので、変えることが出来ないものだと考えられています。

でもこの上達するかどうかを「センスや才能があるから」という一言で片付けてしまうのは勿体無いです。

というのは、「センス」は磨くことが出来るからです。

先に言った「あり方」というのも「センス」と同じ意味で使っています。

ここで言う「あり方」とは、どのような質でそこに存在しているか。

より具体的に体の面から言うと、どのような体のバランスで立っているか、座っているか、呼吸しているか?ということです。

トップアスリートやアスリートはまず立ち姿が美しいです。

無駄な緊張が一切なしに自然体で立ち、呼吸しその場に存在しています。

一方で立っている、座っている時点で不必要な緊張があれば、どんな動作をするときもその不必要な緊張を抱えたまま動作をすることになります。

それはまるでブレーキを踏みながらアクセルを踏もうとしているようなものです。

そのような状態では、当然本来やりたいパフォーマンスにエネルギーを注ぐことが出来ません。

だから上達する為に、あるいは本来のパフォーマンスを発揮する為に一番大切なのは、まず「あり方」を変えることなのです。

そしてまさにその方法を学ぶのがアレクサンダーテクニークのレッスンです。

多くの人が自分の本来持っている素晴らしい能力を発揮するということが出来ていません。

その原因は、あまりにも自分自身に対して無自覚でいるからです。

自分の状態を観察してその状態に気づき、能力を発揮する為に不必要なことをやめ、必要なことをする。

そうすることで、あなたが本来持っている能力を発揮することが出来るようになります。

トップアスリートやアーティストは例外なく自己観察力がとても高いです。

だからスランプになるということがほとんどありません。

自分で問題の原因に気づき、修正する力があるからです。

アレクサンダーテクニークのレッスンでは、この自己観察力を学び伸ばします。

そうすることで誰もが本来持っている能力を発揮して才能を開花させることが出来るようになるのです。

今回、このアレクサンダーテクニークの原理を体系的に学び、伝えられるようになる指導者養成講座を開催します。

詳細については明日お伝えします。

それではまた明日お楽しみに。

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