パフォーマンスがアップする体の意識の仕方のコツ②

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。

前々回の記事で、パフォーマンスアップに役立つ一番根本的な部分をお話ししました。
パフォーマンスがアップする体の意識の仕方のコツ①

今回は、より具体的に身体をどのように意識するのか?についてお話しします。

骨格の動きをイメージする

身体で実際に動きが起こるとことは、関節の部分です。

なので、この関節の動きが明確にイメージできていないと、動きの妨げになりやすいです。

例えば肘、膝、手首や足首といった関節は意識しやすいと思います。

が、例えば、股関節(脚の付け根)はどこか?

というとぼやっとする方が多いと思います。

この辺りは皮膚で覆われているので、意識しにくい部分です。

この時、股関節だけを意識しようとすると、ますます意識するのが難しくなります。

なぜかというと、そもそも私たちは、どこか一部分だけを意識することはできないからです。

例えば、あなたは今見ているパソコンやスマホの「画面だけ」を見ることはできますか?

画面に集中しているように感じていても、おそらく画面の周りの景色もぼんやりと視界に入ってくると思います。

これと同じで、身体を意識する時も、股関節という部分だけを意識することはできません。

ではどのように意識するか?

股関節とは、骨盤と脚の間で動く関節です。

なので、股関節だけを意識しようとするのではなく、骨盤と脚との間で股関節がどのように動いているか?ということをイメージするんです。

実は、これは意識していようが、意識していまいが脳が勝手にやっていることです。

私たちが動いているときは、常に動きのイメージに従って動いています。

だったらそのイメージを明確にした方が動きもよりスムーズになるでしょう。

ここまで書いてきて、今回の話しは文章でお伝えするより、やっぱり動画の方が分かりやすいなということに気づいたので(笑)、動画でお話ししたいと思います。

↓視聴はこちら

私たちが、何かをするときはいつも関係性の中で、物事を捉え行動しています。

自分と相手との関係性の中で、どんなことを話すか?

自分と世界との関係性の中で、どんなことが実現できるか?

でも、自分のことだけや相手のことだけに意識が偏りすぎると、物事は上手く運びません。

身体を意識する時もこれと同じです。

身体のどこか一部分だけを意識して動くのではなく、

骨盤と脚、頭と脊椎、上半身と下半身の関係性の中で身体がどのように動くか?をイメージする。

身体を意識するときは、動きをイメージするということを是非やってみてください。

アレクサンダーテクニーク京都・大阪・名古屋
講師 土橋健一
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