形に当てはめようとしていませんか?ダンサーとのレッスンより

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。

先日のダンサーさん(バレエ)とのレッスンで気づいたことをシェアします。

そのダンサーさんの悩みは、プリエをする時に足・脚の動きが固くなるということでした。

実際に動きを見せてもらうと、確かに足や膝の動きが窮屈そうでした。

ここで思ったことは、「形に持って行こうとしていないか?」ということでした。

ダンス、特にバレエは色々なポジションを取るのに、手の置く位置や足の置く位置が決まっています。

習い始めは確かに、そのポジションを取るのに要求される決まりごとを覚えないといけません。

ここで気をつけたいことは、そのポジションに自分の体を当てはめようとしていくことです。

これを繰り返していると、身体に無理な負担がかかってきます。

ここで提案したいことは、そのポジションを実現するために必要な手順を考えるということです。

見た目の美しさが大切な要素であるダンスでは、「形に当てはめようとする」ことは起こりやすいことだと思います。

ですが、私たちの日常でもついついやってしまいがちではないでしょうか?

・発表会が迫っているので、とりあえず音を外さないことだけを考えて演奏できるようにする。

・僕の場合だと、大学の授業の1コマ90分がとりあえず持つことだけを考えて、授業内容を作る。

などなど。

つまり、形だけで中身が伴ってないというやつです。

アレクサンダーテクニークの創始者であるアレクサンダーさんは、このことを「目的に走る」と呼びました。

そしてやみくもに目的に走るのではなく、「目的に至る手段(手順)を考える」ことが大切ですよと言いました。

その方が結果的に最も効率的に望みを達成できる。

このダンサーさんの場合だと、プリエをするためにはどういう身体の動きが必要なのかということを明確にしていくことです。

具体的には、頭と背骨のマッピング、股関節から脚を外旋すること、膝を曲げる時の膝関節のマッピングをお伝えしました。

そのことを意識してプリエをすることで、膝や足首、身体の動き全体がより柔らかく楽にできるようになったようでした。

参考

股関節IMG_0470

 

 

 

 

 

 

 

 

やりたい動きや形を実現するためには、どういった(身体の)認識や(動きの)順番が必要なのか?ということを一度立ち止まって考えてみてください。

アレクサンダーテクニーク京都・大阪・名古屋
講師 土橋健一
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