こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
私たちは普段、目で世界を見ていると思いがちですが、実際には「脳」が見ています。このことを意識することで、目の疲れを軽減し、より快適な視覚体験を得ることができます。
目の使い方が視界を左右する
近年、パソコンやスマートフォンの使用時間が増え、多くの人が目の疲れを感じています。長時間画面を見続けることで、目の表面に力が入り、視界が狭くなりがちです。その結果、視線が固定され、目の緊張や肩こり、頭痛の原因になることもあります。
また、私たちの世界は本来立体的(3D)ですが、日常生活ではそれを意識できていないことが多いです。特に左右の目のバランスが崩れると、視界が平面的になり、奥行きを感じにくくなります。
脳が見ているという意識を持つ
視覚情報は、目から入った光が脳の後頭部にある「視覚野」で処理されることで認識されます。つまり、私たちは「目で見ている」のではなく、「脳で見ている」のです。
視覚野(引用http://whatsdesign.arrow.jp/index.html)
このことを意識するだけで、目の緊張を減らし、より自然に世界を捉えることができます。具体的には、次のような方法を試してみましょう。
目を楽にするための実践方法
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後頭部から世界を見る意識を持つ
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ものを見るとき、「後頭部の視覚野で見ている」と思ってみてください。
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これにより、目の前だけに意識を集中させるのではなく、視野全体を自然に広げることができます。
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視界を広げる練習をする
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画面や目の前の物だけを見るのではなく、周囲の空間全体を意識する。
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例えば、部屋全体の形や奥行き、天井の高さを感じる。
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アレクサンダーテクニークを活用する
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目だけでなく、体全体を使って見る意識を持つ。
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首や肩の緊張をほぐし、目の動きを自由にする。
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目を楽にすることで得られる効果
このように「脳が見ている」という意識を持つことで、
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目の疲れが軽減する
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視界が広がり、奥行きを感じやすくなる
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目の緊張が取れ、リラックスしやすくなる
普段の目の使い方を少し意識するだけで、大きな変化を感じられるはずです。ぜひ、日常生活で試してみてください!
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