こんにちは、身体研究家・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
今回は「7つの習慣」(ステーブン・R・コヴィー)を手がかりに身体の効果的な使い方の原則を紹介していくシリーズ4日目です。
前回までの記事はこちら
・序章【7つの習慣で読み解く】パフォーマンスを最大限発揮する身体の効果的な使い方7つの原則
・身体の力を発揮する原則①:私たちは出来事に対する身体反応の仕方を選択することができる。
「7つの習慣」第3の習慣は、
最優先事項を優先させる。
です。
7つの習慣の中でも一番有名な考え方だと思います。
著者のコヴィーは私たちの活動を、緊急度と重要度の度合いによって次の4つに分けました。
①緊急かつ重要なもの (例 危険、病気、事故・締め切りが近いタスク・クレームへの対応など)
②緊急ではないが重要なもの(例 人間関係・事前の対策・自分磨きなど)
③緊急だが重要でないもの(例 無意味な電話対応・突然の来客・重要ではない会議など)
④緊急でもなく重要でもないもの(例 暇つぶし・SNS・世間話しなど)
あなたはどの活動を優先しているでしょうか?
私たちの多くは、目の前の緊急な用事に追われ、人生で本当に大切にしたいことから逸れていってしまいがちです。つまり①を優先させ、タスクに追われるように生きてしまう。
一方で、主体的な人は、もちろん①にも取り組みますがさらに長期的な視野に立って、②緊急ではないが重要なことに取り組み、人生のゴールに向かって効果的に活動します。
最優先事項を優先させるとはまさに②を優先させる生き方です。
詳しくは7つの習慣を是非読んでみてくださいね。
さてそれでは、身体の力を発揮する為の最優先事項は何か?
それは、
身体のリラックス(状態)を優先させる
ことです。
多くの場合、私たちは何か動作をするときに、していることそのもの(動いている部分)に意識が向かい、身体(全体)のことを忘れてしまいます。
例えば、パソコンをしているときに画面に意識が集中して、呼吸が浅くなったり身体が固まってしまっている。
そして気づいた時には肩が固くなって痛みがある。
このような状態は、上記でいえば①を優先させた結果起きる、身体の状態といえます。
でも考えてみると、パソコン作業をするにも身体がリラックスして呼吸も楽にしている方が血流も良くなり脳も働きやすくなってパフォーマンスも上がるはずです。
にもかかわらず身体の状態(呼吸が楽か?楽な姿勢か?など)を無視して動作してしまうのは、単純にこれまでに身についた習慣の結果(癖)です。
ですがもし私たちが身体に対して自覚的になれば、第一の原則である、身体の反応の仕方を意識的に選択する力を使って、身体のリラックスさせた状態で活動することは可能です。
そして身体の状態の質が良くなる(リラックスする)と、やっていること自体のパフォーマンスも劇的に向上します。
身体がリラックスしているかどうか簡単に判断する方法は、呼吸が楽にできているかどうか?で分かります。
何かの動作をする時、呼吸が浅くなっていませんか?息を詰めていませんか?
動作するときにまずは呼吸が楽にできているか観察するところから始めてみてください。
身体の力を効果的に発揮する 第3の原則
身体のリラックス(状態)を優先させる
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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