問いかければ弾ける<アレクサンダーテクニーク京都・東京・オンライン>
こんにちは、体の使い方コーチ・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
このブログでは、演奏者や歌う方、表現する方に役立つ「体の使い方」についてお伝えしています。
今日のテーマは 「問いかけることで、弾けるようになる」 というお話です。
弾けないフレーズがある
今日は、ピアニストの先生とオンラインでレッスンで、
「どうしても弾きにくいフレーズ」について身体と意識の使い方の面から改善を探求していました。
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指がスムーズに回らない
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速いパッセージでつまずいてしまう
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うまく流れに乗れない
こうした問題があると、つい「もっと練習しなきゃ」「体の使い方を工夫しなきゃ」と考えてしまいがち。
もちろん、それも大切です。
でも、もっと根本的なことがあります。
「問いかけ」感じれば、分かる
この曲を弾けるようになろうと思う時、始めはやはり「正確にちゃんと弾こう」というところに意識が向くのではないでしょうか。
もちろん最低限正しく弾こうという意識は必要ですが、ある程度分かってきたら、あとは音を感じる、音楽を感じる、体と心を感じる、と言うところに意識を移行していきたいんです。
「正しく弾こう」とずっと思って演奏しても、それは音楽の理解にはつながりません。
大事なことはとてもシンプルで、自分に問いかけながら練習すること です。
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この音はどんな響きだろう?
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このフレーズはどんな流れを持っている?
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この曲全体はどんな表情をしている?
一音をポーンと弾いたときに「これはどんな音だろう?」と感じようとすること。
体で弾いていて心地いいかどうか、耳に届いた響きがしっくりくるかどうかを確かめていくこと。
こうして「問いかけながら」練習していくと、自然と音楽が見えてくるんです。
自分の感覚を信じる
私たちは「先生に教えてもらわなければわからない」と思いがちです。
もちろん指導は必要ですが、ゼロからすべてを与えてもらわないと弾けないわけではありません。
本来、僕らには 「これが心地いい」「これなら納得できる」 と感じ取る力があります。
このオンラインレッスンでも、「一音ずつ音を感じる音楽を受け取ろうと問いかけながらゆっくり弾いてみてください」とお伝えしただけで、演奏がスムーズに流れ始めたんです。
つまり、問いかけることで自分の中の感覚が目を覚まし、自然に演奏が変わっていくんです。
まとめ
問いかけながら練習していくと、少しずつ音楽が理解できるようになり、結果として演奏もラクにできるようになります。
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わからないときほど、自分に問いかける
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一音ずつ丁寧に感じてみる
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自分の心地良さや納得感を手がかりに進める
このプロセスこそが、上達への近道です。
今日のお話が、あなたの練習に少しでも役立てば嬉しいです。
難しいフレーズもリラックスして弾ける脱力3つの秘訣
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●京都開催
日時:2025年8月30日(土)13時30分~16時(終了時間が前後する場合あり)
場所:京都烏丸スタジオ
〒600-8423 京都府京都市下京区釘隠町237ダイドー烏丸ビル2階
地下鉄烏丸線四条駅6番出口(南側)徒歩2分
阪急京都線烏丸駅徒歩5分
各定員:5名
参加費:5,000円
(お支払い方法:クレジットカード払い又は銀行振込)