こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
物理学の量子力学の世界では、「観測者から独立した実験は存在しない」とされています。つまり、観測者の介入が実験結果を左右するというのです。
一般的に科学的な実験は、観察の有無にかかわらず同じ結果が得られると考えられます。しかし、量子力学では観測によって状態が決定するという興味深い理論が成り立っています。
実はこの原理、アレクサンダーテクニークのレッスンや施術、さらには日常のコミュニケーションにおいても見られるのです。
アレクサンダーテクニークと「観察の影響」
例えば、教師や施術者がクライアントに対して「ここが悪い」「ここがダメだ」と注目すると、実際にクライアントの体はその状態を強調するように変化してしまいます。
さらに、歪みやコリが増幅されることすらあります。
では、どうすればよいのでしょうか?
答えはシンプルで、相手の状態をありのまま観察することです。
体には「良い・悪い」は存在しない
本来、人間の体には「良い・悪い」という概念はありません。すべては自然の原理に従って変化しているだけです。
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整った状態も、歪んだ状態も自然の一部
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「良い・悪い」は後からつけられた解釈
生徒やクライアントの全体像を、そのままの状態で観察することが重要です。
【実験】観察の仕方で相手の体が変わる
実際に「見方」によって変化が起こるのか、試してみましょう。
2人で行う実験
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相手の体のコリを見つける
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例えば肘の周囲や膝裏など、どこでもOKです。
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その部位を押して、コリを確認する
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普通に押さえて、コリの状態を感じ取ります。
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周辺視野を使って相手全体を見る
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押さえる部位だけでなく、相手の全体像をぼんやり観察
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さらには、周囲の景色も意識する
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もう一度押さえてみる
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先ほどと違う感覚があるか確認
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変化をチェック!
✅ 周辺視野を使ったとき、コリが減少している?
✅ 押さえられる側の感覚も変わった?
この実験は1人でも可能です。
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自分の肩や首のコリを押さえる
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周辺視野を使って押さえる場合と、局所だけを見て押さえる場合を比較
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感覚の違いをチェック!
まとめ:見方を変えるだけで変化が起こる
観察の仕方ひとつで、相手や自分の体の状態が変わるのは驚きです。
✅ 量子力学とアレクサンダーテクニークの共通点
✅ 「良い・悪い」ではなく、ありのままを観察する大切さ
✅ 周辺視野を活用すると、体の緊張が和らぐ
ぜひ、日常生活やレッスンに取り入れてみてください!
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