こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。
今回は、マサイ族のカラダの使い方についてのお話です^^
生徒さんから聞いたのですが、某健康番組の中で「マサイ族の人達はどうして腰痛にならないのか」という検証をしていたそうです。
その番組に登場されたお医者さんの解説によると、マサイ族と日本人ではカラダの使い方が違うということだったそうです。
その違いとは、マサイ族は中腰の姿勢など腰を低くする体勢になる時に、股関節を使って曲がるそうですが、日本人は股関節をあまり使わず鳩尾のあたりを曲げるそうです。(この鳩尾あたりで腰を曲げることをアレクサンダーの世界では、通称ニセ股関節で曲がると呼んでいます。)
まさにマサイ族のカラダの使い方は僕のレッスンでお伝えしていることと同じです。
マサイ族の人達はアレクサンダーテクニークのレッスンなんて受けなくても自然にカラダの構造に沿った使い方をしているんですね。
ではどうして、マサイ族は自然に股関節を支えているのに、日本人は上手く股関節を使えず腰を痛めてしまうのでしょうか?
マサイ族と日本人の違いは何か?
僕が思うに、それは裸足か、靴を履いているかの違いです。
靴を履くと、足の指が固定され動きにくくなります。
足の指が固まると、足首の関節が固まります。
足首が固まると、それと連動して動く膝、股関節も動きにくくなります。
足首、膝、股関節の動きが悪くなると、胴体が固まりやすくなり、、、、というふうに靴を履くことで様々な問題が起こりやすくなってくるのです。
一方、裸足で地面を歩いていると、足の指は自由に動きます。
また裸足で歩く時に足の裏が固いと歩いているだけで痛くなるので、必然的に足の裏は柔らかくなり足首の柔軟に動きます。
足裏の柔らかさや足首で柔軟にバランスをとる動きが、膝、股関節、上半身と伝わり身体全体が自由に柔軟に使えるんです。
ということで、僕のお薦めする腰痛改善の一番てっとり早い方法は裸足で野山を歩く!ことです^^
是非チャレンジしてみてください!
これが一番オススメなのですが、なかなか実行は難しい人もいると思うので、普段歩く時に意識してみていただきたいことを紹介します。
それは、靴を履いている時も、足指は動けるということを思い出すことです。
歩く時に脚を上げる時、図の足指の部分が曲がります。
そうすると、足・脚は自然に上がっていく構造になっているんです。
靴を履いて歩いている時も、この足指の動きが少し起きているとイメージすることで、足指や足首がやわらかく使えますし、脚を上げるのも楽です。
歩く時、動作をしている時はいつでも、足指が動くということを是非意識してみてください。
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