こんにちは、体の使い方コーチ・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。
今回は、「表現するとは見えない世界を感じて見える世界に表すこと」というテーマでお話しします。
音声はこちら「表現するとは見えない世界を感じ見える世界に表すこと」
表現するとは?
私は、歌ったり踊ったりするパフォーマーではありませんが、講師として人前で話したり、ワークショップをしたりしています。
話すことも、表現することの一つだと思います。
私は昔から話すことが苦手でした。特に、たくさんの人の前で話すのは本当に苦手だったんです。
なぜ苦手なのか?とういと、自分が思っていることや話したいことを、うまく言葉にできなかったからです。
その時、何が起こっていたかを改めて考えてみると、誰かに話すというのは、今ここにいながら(見える世界)、頭の中・心の中にあるまだ見ぬ世界を伝えるということだと言えると思います。
「今ここにいる現実の世界」ここでは、自分が呼吸したり、周りの人が呼吸したり、見たり聞いたりしています。
そして、頭の中にはまだ見ぬ「心の世界」があります。
この心の世界の思い・考えは、目には見えません。
それを、その見えない世界を、体全体で感じて、現実の見える世界に表していく。
それが表現するということなのだと思います。
でも、私たちは見る世界、見えない世界どちらかの世界に意識が偏りがちです。
例えば人前で話すときには、これから何を話そうか頭で考えることに集中していると、いざ話すときに「今ここ」に意識がなく、みんなの目線が気になり緊張してしまう。
そんな経験はありませんか?
一方で、話す内容のことは考えず、ただ「今ここ」にいることに集中しているだけでは、もちろん何も起こりません。
なので、必要なのは、今ここにいながら(見える世界)、話す内容(見えない世界)を全身で感じるということを同時に行うことなんです。
アーティストが表現すること
そして音楽家やダンサー、俳優といったアーティストの人も同じことしています。
まずアーティストに限らず誰でも、「今ここにいる」という現実の世界にいます。
そして、まだ見えない音楽の世界やインスピレーションを体と心で受け取り、それを歌や演奏、踊りとして現実の世界に表現します。
このように表現者は、この見えない心の世界と見える「今ここ」の世界を同時に感じ、パフォーマンスしていると言えます。
このバランス、つまり「感じながら動く」ということがうまくできると、心の世界と現実の世界が一致して、人に伝わる、心に響く表現になるのではないでしょうか。
そして話すことも表現の一つだと言えるように、本当は誰もが表現者なのだと僕は思います。
今回の話は、ちょっとスピリチャルっぽい話になりましたが、あくまでも現実世界が大事です。
まず今ここにいて、自分自身の体と心を内観して理解していく。
それができてはじめて、自分が何を受け取り、何を受け取ったらなくて良いかが分かります。
何でもかんでも見えない世界と繋がろうとするのは、何が来るかも分からないので、とても危険なことだと思います。
「今ここ」にいて、一歩一歩現実世界と自分自身と向き合っていくのが大切なことでしょう。
最後にお知らせです。
今回のお話を体験できるワークショップを京都で開催します!
体をゆるめて声を開き、朗読で表現するワークショップ「体の声と体と声と表現のレッスン」です。
「見える世界と見えない世界を同時に感じて、それを一致させて表現する」ということを、実際に体験してみませんか?
3月23日(日)(残席3名)と4月13日(日)に京都開催します
興味のある方は、是非リンクをチェックしてみてください。
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