「これで出来ていますか?」という質問はやめてください

こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。

生徒さんから良く聞かれる質問の一つは、

「これで出来ていますか?」

「これで良いですか?」

「これで正しく動けていますか?」

という質問です。

学びに来ているのだから、そういった質問があるのは、当然といえば当然なのですが、

実は、そう質問されると、答えに困ってしまうんです。

というのは、今の現状(体や意識の状態)では上手くいってますよ。としか答えられないからです。

例えば、演奏中に指が回らないというピアニストが、レッスンで腕や指の使い方をお伝えして、上手く指が回るようになったとします。

この場合、腕の話をしてたまたま指が上手く回るようになったわけですが、もちろん指は指だけで動いているわけではなく、肘、肩、胴体、脚と全身とつながっています。

つまり、腕の話を聞いて、腕や指が楽になるのは当然ですが、全身繋がっているので例えば脚の動きが変化すると、腕や指の動きももっと変わるかもしれないのです。

身体の部分の動きは常に全身と関わっています。

ある部分の動きがクリアになると、全身の動きが良くなり、全身の動きが良くなると、部分の動きも良くなります。

そのように身体の状態や動きは、常に変化し続けます。

これは、僕自身にも言えることで、1年前の自分の身体の状態や使い方と今の身体では、明らかに今の身体の使い方の方が良くなっていますし、1年後にはさらに良くなっています。

だから、身体が上手く動けているか?正しくできているか?

という質問に対しては、今この瞬間においてはそうです。

としかお答えできないのです。

どんな分野のことでも何かを極めていくとはそういうことだと思います。

なのでお勧めしたいことは、

「これで出来ていますか?」

という質問の代わりに、教師やあなた自身にこう問いかけてみてください。

「今、自分はどのように動いているか?」

そして

「より良く動くにはどうすれば良いか?」

です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

何かの参考になれば幸いです^^

アレクサンダーテクニーク京都・大阪・名古屋
講師 土橋健一
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