こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。
僕は趣味でピアノを演奏しているんですが、
演奏していると、身体が気持ちよくなって身体が動きたいようにひとりでに動いているような感覚が起こる時があります。
楽器を演奏している人ならおそらく多くの人が経験したことがある感覚だと思いますが、
これは、音と身体が共鳴して起きる現象です。
音の響きが良くなる程、音と身体が共鳴し身体の動きも勝手に良くなってきます。
逆に動きが良くなるほど、音の響きも良くなります。
ここで気をつけたいのは、その気持ち良い感覚が自己満足の感覚になっていないかということです。
なんとなくの自分の気持ち良さで、演奏して体が固まったり、痛みが出ている状態では、うまく音と身体が響き合っているとは言えません。
過剰に自己陶酔して演奏している人に観客がついていけないように、気持ち良く演奏している中でも、それを俯瞰的に観ている冷静さも必要です。
演奏する時の気持ち良さが自己満足の感覚にならないためにも、身体の自然な使い方を知っておくことは、非常に大切です。
楽器を演奏する時に、身体の自然な使い方を知っていれば、音の響きを良くしていくことができ、音の響きがよくなるほどまた身体の使いかたも良くなるという相乗効果が生まれます。
演奏していればひとりでに上達し続けていけるわけです。
これが音楽家の方がアレクサンダーテクニークを学ばれることが多い一つの理由だと思います。
アレクサンダーテクニークを学ぶことで、自分の気持ち良さの感覚が信頼できるものなのか、そうでないものか明確に分かるようになってきます。
その感覚がつかめれば、あとは音(音楽)が動きを教えてくれます。
最初の一歩は、身体の構造に沿って意識的に身体を使っていくことです。
興味のある方は是非一度レッスンを受けてみてくださいね♪
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