先日、初めてピアノのレッスンに行ってきました。
これまでもピアノはほとんど独学でマイペースでやっていたのですが、それだとあまりモチベーションも上がらないし、練習もしないのでちゃんとレッスンを受けようと。
そのレッスンがとても素晴らしかったのですが、今回は、そのレッスンから学んだパフォーマンスを最大化する為にものすごく大切なことをお伝えします。
その初めてのレッスンでピアノを弾く上で決定的に大切なことを教えてもらいました。
それは、鍵盤を押すときに、
「どこまで押す(下ろす)と音がなるのか?そしてどこまで離すと音が止まるのか?を意識して弾く」
とうことことです。
このことを意識するだけで音への意識が格段に高まり自然に音色が良くなり、体の余分な力も抜けました。
このレベルで音の出し方をコントロールしようとすると、指の動きだけでコントロールすることはとてもできず必然的に身体全体を使って音を出すことを意識するようになります。
「どこまで押す(下ろす)と音がなるのか?そしてどこまで離すと音が止まるのか?」
これはピアノを演奏する人にとってものすごく大切な観点だと思いました。
というのは、ピアノを演奏される方でこのような観点を持っていない為に、鍵盤を強く押し過ぎて、音を強くなり過ぎ、体に余計な緊張を生んでいるケースが多く見られるからです。
このような観点を持つだけで、自然に音への意識や、体への意識が格段に高まり、将来的なパフォーマンスの質に大きな差が生まれてきます。
一番最初のレッスンでこのような観点を持たせてもらえるのは、とても優れた指導方法だと思いました。
たまたまピアノレッスンの例でお伝えしましたが、
「どのような観点を持って、練習(本番)に取り組むか、それがパフォーマンスの質を決める」
これはあらゆるパフォーマンスに共通することだと思います。
アレクサンダーテクニークのレッスンとは、まさにパフォーマンスの質を高める為にこの新しい観点を提供するものです。
・今動かしている手や腕は、身体全体とどのようなつながりを持っているか?
・今身体は空間の中でどのように動いているか?
・今何が見え、聞こえて、感じているか?
・そのとき何が起きることを望んでいるか?
このような自分自身への問いが新しい観点を与え、パフォーマンスに大きな影響を与えます。
自分のパフォーマンスを最大化するための観点とは何か?
是非考えて見てください。
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