人の動きは解剖学で全てが説明できるわけじゃない!

解剖学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、土橋です。

レッスンでは、骨格模型や解剖学の本を見てもらい、体の仕組みを知ってもらったり、動きのイメージをしてもらうことがあります。

こういう内容をお伝えする理由の一つは、本来曲がるはずのないところで曲げようとしていたり、動くべきところを固めてしまったりという、体の動きについての誤解を解いてもらう為です。

ただレッスンが進むにつれ、体の感覚が信頼できるようになってくると、こういった解剖学の知識に頼らなくても良くなってきます。

こんなふうに動けば無理なく自然に動けるんだというのが、体の感覚を通して分かってくるからです。

解剖学の知識はあくまで補助的なものとしてレッスンで活用しています。

個人的には体の動きは、現在の解剖学で全てが説明できるわけではないと思っています。

というのは、基本的に現在の解剖学は死んだ人の体を解剖して得られた知識だからです。

生身の生きている人間を解剖することはできないので、実際のところ動いているときに体の中がどうなっているかというはまだまだ分かっていないところも多いのではないでしょうか?

また、現在の解剖学は基本的にニュートン力学(古典力学)に基づいて考えられています。

ですが相対性理論や量子力学といった現代物理学の側面からの考察はありません。

例えば、量子力学では「観察者が観察する物の状態に影響を与える」と考えますが、この考えを人間の身体にも適用すれば、「周りにいる人や場によって人の体の状態は変化する」ということです。

(さらに言うと、「観察者の思考や観察される人自身の思考が体の状態に影響する」ということが言えます。)

こういった側面からの考察は現代の解剖学では全くノータッチです。

ちなみにアレクサンダーテクニークのレッスンでは、動きを見ていく際に、こういった側面も非常に重視します。

今回お伝えしたかったことは、解剖学は身体の動きを理解するのに有効ではあるけれども、それだけが全てじゃない、人間の動きはもっともっと可能性に満ちたものだ!ということでした。

当レッスンではそのように理解した上で解剖学の知識をレッスンに活用しています。




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