メンタルは鍛えるものではなく技術だと思う＜ダルビッシュ有選手の話＞

こんにちは、身体研究家・アレクサンダーテクニーク教師の土橋です。

今回はメジャーリーガーのダルビッシュ有選手のメンタルについての話がすごく参考になると思ったのでシェアします。

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メンタルは鍛えるっていうのは難しい。鍛えるものではなく技術だと思う。鍛えると考えるのではなく、いかに色んなネガティブなものやプレッシャーを受け流せるかどうか。

自分の内からも外からもいろんな声が聞こえてくることに対していかにその話を聞かないか。自分の声として聞いているけど「お前もうダメなんじゃないか」「打てないんじゃないか」という声が自分の声として聞こえてくる、でもそれは僕は自分の声と思わないようにします。

変な悪い人が自分の声に似せていってきているだけで、それは関係ないと。

とにかく今に集中するっていうのが一番大事なので、未来のことを考えない、過去のことを考えない、今ここに集中する。

メンタルを鍛える、強くするっていうのはそれができるかどうかということだと思う。

無になるに近いと思う。

自分がどういう人間かっていうのを理解するのをが先だし、どういう価値があるかっていうのを理解するのも大事だし、自分が打てなくてもどうあっても全く（自分の価値は）変わらない。

そこに気づくとメンタルはすごい落ち着く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダルビッシュ有

メジャーリーグという最高峰の舞台での実践経験に裏打ちされたすごく参考になると話だと思います。

どれも大切な話ですが、特に今回取り上げたいのは、

メンタル鍛えるものではなく技術だという考え方

そして、色んなネガティブなものやプレッシャーは受け流すことができる

ということです。

僕自身元々すごくプレッシャーやストレスに弱く本番に弱い人間でした。

本番のプレッシャーに負けて結果を出せなかったり、ストレスでしんどくなってしまっていた自分を振り返って思うことは、不安や緊張をずっと抱え込んでしまっていたということです。

不安や緊張は自分の責任として抱えていなければいけないものだとと思い込んでいたんですね。

プレッシャーを抱えて、そのプレッシャーに打ち勝って乗り越えて始めて精神的に強くなれる、そう考えていました。

でも「緊張に打ち勝たなくても良い、乗り越えなくても良い。」

そうではなく「緊張を受け流す」、文字通り受け取って流すわけです。

このメンタルに対する考え方の違いは大きいです。

本番のプレッシャーを強く感じたり、日々のストレスを抱えやすいという人は、まずは受け流しても良いんだと思ってください。

受け流すことで今やるべきことに集中しやすくなります。

ではどうしたら緊張や不安を受け流すことができるのか？

方法は沢山あります。

ダルビッシュ選手は、自分を俯瞰的に見るということを話されています。

自分の内からも外からもいろんな（ネガティブな）声が聞こえてくることに対していかにその話を聞かないか。自分の声として聞いているけど「お前もうダメなんじゃないか」「打てないんじゃないか」という声が自分の声として聞こえてくる、でもそれは僕は自分の声と思わないようにします。

自分の作りだした考えに巻き込まれず、その考えを俯瞰的に見ることで受け流す、これも一つの方法です。

身体のアプローチから言うと、一度あえて身体をギュッと緊張させてそれからその緊張をゆるめていくという方法があります。

また、シンプルに息を吐くことが緊張を手放すことにつながります。

ただ意識的に息を吐くだけでも効果がありますし、例えば人に相談して、話すというのも息を吐くことでストレスを出すこととも言えます。

そして長期的に見た根本的な解決は、ダルビッシュ選手が言うように自分を理解することだと思います。

自分がどういう考えを持っていてその考えにどう反応しているのか、どのように身体を緊張させているのか？

自分の出した結果がどうあっても自分の価値は変わらないという自己信頼を持っているか。

「自分を理解すること」ここに関してはずっと向き合って行く必要があるでしょう。

まずはあなたにあった緊張の受け流し方を見つけてみてください。

具体的な緊張の手放し方を知りたいという方は是非体験レッスンにご参加くださいね！