妊婦さんに役立つ姿勢と体の使い方

こんにちは、土橋です。

先日、保健師さんが自宅に来られました。

妊娠中の奥さんの状態や、家庭の状況を確認するためだそうです。

法律で定められていて、出産前と出産後にどの妊婦さんのところにも保健師さんが必ず来られるそうです。

そんな制度があるんですね〜

保健師さんが話されていたんですが、妊婦さんに多い身体の不調として、ふくらはぎがこむら返りしたり、股関節周りの痛み、腰痛がすごく多いそうです。

内の奥さんは、もうすぐ臨月に入りますが、すごく身軽に動かれますねと驚かれていました。

アレクサンダーも少しは役立ってるのかな?^^

で、妊婦さんに上のような症状が多い原因を考えてみました。

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こんな姿勢をしている妊婦さんを見かけたことはないでしょうか?

お腹が大きくなってくるので、それとバランスをとるために腰を反らして、後ろに重心をとってバランスを取っている感じですね。

そうすると、ふくらはぎの辺りや、股関節の辺りがピーンと張っているのが分かると思います。

伸びて固まっている伸長固定の状態です。

この姿勢だと、股関節周りやふくらはぎに不調や痛みが出るのも納得できますね。

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上の写真は、少しレッスンをして、意識を変えて立ってもらっている姿勢です。

股関節周りや、ふくらはぎの緊張がずいぶん減って楽そうに立てているのが分かると思います。

妊婦さんでもこんなふうにバランスをとって立てるんです。

この時、意識してもらったことは、主に次のようなことです。

1、軸を意識する

2、膝裏を緩める

3、足首の関節を意識する

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1、軸を意識する

妊婦さんがついついやってしまいがちなのが、前に出ているお腹とバランスをとろうとして背中(腰椎の辺り)を反りすぎてしまうことです。

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上の写真を見ると、背中側に背骨の突起があるのが分かります。多くの方がこの突起の部分を支えだと思い、ここに体重を預けようとしています。

でも実際にはここは支えるのには適していません。

本来支えてくれるのは、その突起の前にある太く丈夫な椎体と言われる部分です。

ここで体重を支えるという意識を持つことが大切です。

そのように意識することで、突起と椎体の間にある神経を圧迫することなく楽に体重を支えることができます。

2、膝裏を緩める

これも非常に大事で、多くの方が背中側の突起で支えることとセットで、膝裏をピーンと張りすぎています。

少しだけ膝裏を緩める意識を持つと良いです。

子供の頃、膝かっくんってされましたよね?

あんな意識で、膝の後ろの力を抜きましょう。

3、足首の関節を意識する

足の絵を書いてみてくださいとお伝えすると、多くの方がL字の足の絵を描かれます。

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この足だと重心はカカトの方にかかり過ぎふくらはぎもパンパンに張りやすくなるでしょう。

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実際には、足はL字ではなく、上の写真のようにカカトが後ろに出ています。

そしてつま先からカカトにかけてアーチを作っています。

足首の関節はちょうど外くるぶしと内くるぶしの間のところで、重心はスネの骨を通って、足首までおりてきます。
[br num=”1″] 以上、妊婦さんに知っていただきたい姿勢のチェックポイントでした。

これは妊婦さんだけでなく、腰痛持ちの方にも効果的な姿勢のポイントです。

より詳しく知りたい方は是非一度レッスンを受けてみてださいね!

アレクサンダーテクニーク京都・大阪
講師 土橋健一
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