こんにちは、土橋です。
生徒さんからこんな質問をいただきました。
「もっと速くスムーズに演奏できるようになりたい。どうすれば良いでしょう?
ピアニストの方から頂いた質問ですが、ピアノの演奏に限らず楽器の演奏をするときに、
どうすればより速くスムーズに演奏できるようになるか?についてお伝えします。
ピアノに限らずどんな楽器でも、手指や腕は演奏時にたくさん動かす部位ですし、実際に早く動かしたい部位でもあると思います。
その手指や腕に余計な力みが入っていると、当然速く動かすことはできません。
もしあなたが演奏時に指や腕に必要以上にグッと力が入っていると感じるなら、動き方を見直した方が良いかもしれません。
そのやり方のままでは、遅かれ早かれ痛めてしまうでしょうし、いずれ動きの限界がくるからです。
手や腕は演奏時にグッとに力を入れる部位ではありません。
手や腕の仕事は、力の通り道であり、動きの方向付けをする部位なのです。
それでは力の源はどこでしょうか?
スポーツなどでもよく言われますが、それは胴体、体幹の部分になります。
これをしようと思った時に、胴体に動きが生まれます。
その動きを四肢に伝えていくんです。
演奏も同じです。この胴体で生まれる動き、エネルギーをどのように効率的に腕や指に伝えるか?
これが実現できれば演奏時に速くスムーズに演奏できるようになります。
その為には下記の2つを意識してみてください。
①軸を固めるのをやめる。
指や腕に必要以上に力みがあるときは、ほとんどの場合、軸が固まっています。
まずはそのことに気づき、それをやめる必要があります。
その為には軸骨格(頭、背骨、肋骨、骨盤)の意識を持つこと。
あるいは、胴体に起こる動きを観察することが効果的です。
②軸と腕のつながりを意識する。
軸骨格と腕骨格これらはガチッと引っついているわけではありません。
まずは軸骨格は軸骨格、腕骨格は腕骨格と分けて認識します。
その上で軸と腕の関係性を意識するのです。
具体的には下の図がイメージできるようになると良いです。
(音楽家なら誰でも知っておきたい体のこと「誠信書房より」)
このマッピングが明確になることで、軸と腕の役割の違いを認識し効率的に胴体(軸)の力を腕に伝えることができるようになります。
このようなことは身体感覚を伴いますので、文字でお伝えするには限界がありますが、考え方として知って頂くだけでも参考になると思います。
実際に体験したいという方は是非一度レッスンを受けてみてください。
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