こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。
「あーまたやってしまった。ダメやなー私は。」
何か失敗した時、あなたはこんなことを心の中でつぶやいていませんか?
ここには、大きな間違いがあります。
それは、
「失敗したことと、本来の自分は関係ない」ということです。
どういうことかと言うと、
「自分」と「自分の考えや行動」は別物だ
ということです。
何かが上手くいかなかった時、それはその時の自分の考えや、その考えに基づいてし行動が適切でなかっただけであって、自分そのものとは関係ないんです。
だから何か失敗した時に「何がいけなかったんだろう。次からはこうしよう。」と反省する必要はもちろんありますが、「だから私はダメなんだ!」と自己否定をする必要はありません。
自分の考えたことや行動というのは、頻繁に変わります。
一年前考えていたことと、今考えていることが全く同じだという人はいないでしょうし、昨日良いと思っていた事が今日は全然ダメだなと思う事もありますよね?
考えは単なる考えにすぎません。
では、「本来の自分とは何か?」というと、
それについては分りません(笑)
そこは専門で考えている人たちにお任せします。
もうすぐ8ヶ月になる息子がいます。
何の能力もありませんが、ただいるだけで周りにいる人を幸せな気持ちにしてくれる。(親だからというのはもちろんありますが笑)
皆から望まれて存在している。
何かができるできないという能力に関係なく、存在していること自体に価値がある。
それって大人になったからといってなくなるわけではないですよね?
そんな感じです(笑)
「自分」と「自分の考え」を分けて考えられるようになると、他人からの批判にも強くなります。
自分自身ではなく自分の考えや行動を批判されているだけだと捉えられるようになると、自己否定する必要がなくなりますからね。
そうは言っても、自分と自分の考えってどうやって分ければ良いの?
という方にオススメのワークを紹介します。
それは、自分が考えたことや感じたことの語尾に、
「〜と思った」
とつぶやくことです。
「あーまたやっちゃった。自分はダメだなー と思った。」
「あの人は自分のことを嫌っているんじゃないだろうか と思った。」
「もうこんな仕事やってられんわー と思った。」
「今日はなんとなく、体が重いなー と思った。」
「腰が張ってるなー と思った。」
どんなことでもいいので、語尾に「〜と思った」とつけていきます。
最後に「〜と思った」とつけることで、自分の考えを少し距離を置いてみることができます。
そうして自分の考えに気づけるようになると、その考えに縛られることも無くなります。
書き出してみても良いですね。
意外とパワフルなワークなので是非やってみてください^^
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