こんにちは、土橋健一です。
「先生の前で演奏すると緊張して、家で練習しているみたいに演奏できない。」
このようにおっしゃる方は意外と多いです。
そこで今回は、「先生の前で演奏するときにも緊張せずに力を発揮する方法」についてお伝えしたいと思います。
先生の前で演奏するときに、演奏に大きく影響する要素は2つあります。
それは、
1、先生が生徒の演奏をどのように見ているか?
2、生徒が先生から演奏を見られていることをどのように捉ええているか?
です。
この2つは互いに影響しています。
先生が、生徒の悪い部分、直さないといけない部分をしっかりつかんでそれを指摘あげようと思っていると、生徒はその先生の思いを感じ取りミスをしないように演奏しようと萎縮しがちです。
また先生が、演奏を評価判断せず、生徒がどんな演奏をするのだろうかと興味を持って温かく見守るようなつもりで見ていると、生徒もリラックスして演奏できるものです。
このように先生が生徒の演奏をどのように見ているか?ということも生徒のパフォーマンスと関係しています。
同じように、生徒が先生に見られるということをどのように認識しているかも演奏と関係しています。
生徒ができるだけ間違えないように、先生に良いところを見せようと思って演奏していると、おそらく普段家で演奏しているより緊張しやすくなるでしょう。
一方生徒が、ただ先生の存在を感じ、先生は見守ってくれていると応援してくれていると思いながら演奏していれば生徒のパフォーマンスは家で一人で練習しているよりむしろ上がるかもしれません。
互いに影響していると書きましたが、先生と生徒という関係上、やはり先生の影響力の方が強いです。
もしあなたが先生なら、生徒の演奏をどのような視点で見ているか?聞いているか?を振り返って見てくださいね。
そしてあなたが、生徒なら先生の前で演奏する時に役たつアイデアがあります。
それは、「先生を見る」「先生の方にも意識を向ける」ということです。
あなたが演奏している時、あなたは先生から見られていますが同時に先生を見ることもできるのです。
人と話す時に緊張するという人は、人の方を見るのが苦手だという方が多いです。
僕も人の目を見て話したりするのはとても苦手です。
ただこういう場合、思い切って人の方に顔と体を向けて話して見るとと意外と楽に話せたりするものです。
人の方を見ると書きましたが、必ずしも見る必要はなく、話す相手との距離を意識して相手を意識に含めるだけでも十分です。
同じことが、先生の前で演奏するときにも役立ちます。
先生の前で演奏するというのも一つのコミュニケーションです。
ただあなたが演奏していて、先生がそれを聞いて評価している一方通行の関係ではありません。
あなたが演奏することで先生も影響されます。そして先生はいつもあなたの上達をサポートし応援してくれる存在です。
演奏するときにそんな先生との距離を意識して先生を意識に含めましょう。
きっといつもより緊張せず楽に演奏できると思います^^
●新大阪レッスン12月ご予約状況
12月1日(金)14時〜、15時〜、18時〜、19時〜
12月9日(土)10時〜、11時〜、12時〜、14時〜、15時〜
12月15日(金)11時〜、12時〜、13時〜、15時〜、16時〜、18時〜、19時〜
12月23日(土)11時〜、12時〜、14時〜、15時〜、17時〜、18時〜
コメントを残す