こんにちは、アレクサンダーテクニーク教師の土橋健一です。
楽器を構えるのが重くて腕や肩が疲れるという相談をときどき受けることがあります。
特に、女性や体の小さな方は楽器を支えること自体が大変な場合があります。
ここで、まず考えたいのは楽器の重さというのは実際どのくらいあるのかということです。
楽器には重さがあります。
実際に楽器を持って、その重さを感じてみて下さい。
思っていたより軽かった。あるいは重かった。思っていた通りだった。
など色々な感想があると思います。
ここで、もし始めから「重たいの持つの嫌だなー」と思いながら楽器を持つと、実は実際の楽器の重さ以上の重たさを感じ、必要以上に筋肉は頑張ります。
そのような余分な緊張は出来ればやめたいですよね。
楽器を持つとき、まずは、実際の楽器の重さを認識するということが大切です。
重さだけでなく、楽器の長さ、大きさ、形なども合わせて認識すると良いです。
このように楽器全体を認識できると、体はそれに合わせて必要な分だけ働いてくれます。
アレクサンダーのレッスンで自分の体全体を認識するのと同じように楽器全体を認識しましょう。
これは、楽器だけでなく物を持つということ全てに使えるアイデアです。
カバンやコップ、茶碗、本など物を持つときにはいつでも使えます。
物全体を認識するということを是非意識してみてください。
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